MP3ファイル対応ストリーミング配信システム「SHOUTcast」が公開
Winampユーザーなら誰でも無料で配信できる
(99/01/07)
米Nullsoftは2日、MP3プレイヤー「Winamp」を使ってMP3ファイルをストリーミング配信するシステム「SHOUTcast」を公開した。同社のホームページで無償配布されている配信用サーバーソフトとWinamp用プラグインを追加すれば誰でもMP3の音声ファイルをストリーミング配信することが可能になる。「SHOUTcast」で配信されたストリーミングはWinamp v2.05以降で受信できる。
ストリーミング配信するためには、インターネット接続されたPCに配信用サーバー「SHOUTcast server」とWinamp、そして配信用プラグインの「SHOUTcast DSP Plug-in」をインストールすればよい。受信側のWinampに配信用サーバーのIPアドレスとポート番号（標準では8000）を入力すれば、配信側のWinampに登録されたPlaylistにしたがってMP3ファイルがストリーミング配信され、再生される。そのほか、配信のビットレートを変更する「Layer 3 Codec」など、いくつかのプラグインが用意されている。「SHOUTcastserver」には、Windows版のほかに各種UNIX版もリリースされており、ストリーミング専用サーバーを構築することも可能だ。
同社のホームページには「SHOUTcast Directory」というページが用意され、ストリーミング配信中のサーバーを紹介している。その中から実際に聴いてみたところ、ビットレートが24kbpsの場合でもノイズは少なく、実用的な音質で再生された。配信するMP3ファイルの著作権に対する配慮は必要になるが、「SHOUTcast」を使えば自分のインターネット放送局を簡単につくることができる。
【著作権者】Nullsoft
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-（99/01/02）
□Winamp | Home |
http://www.winamp.com/
□SHOUTcast!
http://www.shoutcast.com/
□SHOUTcast Directory
http://yp.shoutcast.com/
（小山 文彦）
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