日本語版Windows 98の2000年問題修正プログラムがリリース
Java VMの問題など11項目を修正
（99/03/08）
マイクロソフト（株）は8日、Windows 98で判明している2000年問題の日本語版修正プログラムをリリースした。現在同社のWindows Updateコーナーからダウンロードできるほか、CD-ROMの申し込みをオンラインとFAXで受け付けている。また、3月下旬以降に発売される雑誌にも収録される予定。
同社によると、今回発見された問題はデータを損失したりコンピューター本体に影響を与えるものではないとのこと。具体的には今回の修正プログラムでJava VMのSimpleDateFormatクラスライブラリで4桁の日付を正しく扱えない問題や、コントロールパネルの[日付と時刻]のうるう年の問題など、11の問題が修正されるという。ダウンロードサイズはJava VMの最新版がインストールされている環境で約1.2MB。その他の環境では約4.3MBになっている。
なお、今回の修正プログラムはIE 5 Beta版には対応しておらず、IE 5 Beta版がインストールされている環境では正しく動作しなくなる場合があるという。同社ではIE 5 Beta版がインストールされている場合は、19日に公開予定のIE 5正式版をインストールしてから今回の修正プログラムをインストールするよう注意を促している。
今回の修正プログラムは、'98年12月7日（現地時間）に英語版がすでに公開されていた。同社では当初、日本語版修正プログラムを1月下旬に公開するとしていたが、結果的には英語版から遅れること3ヶ月が経過してようやくのリリースとなった。
□Windows 98 西暦 2000 年問題修正プログラム
http://www.microsoft.com/japan/win98/year2000/
□マイクロソフト西暦 2000 年対応情報開示リソース センター
http://www.microsoft.com/japan/year2k/
□Microsoft Windows Update
http://windowsupdate.microsoft.com/
（新城 雅章）
トップページへ