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パームサイズPC用日本語入力ソフト「ComPOBox」v0.10がリリース
インクリメンタル漢字変換で楽々ペン入力

(99/03/30)

日本語入力モード
英数入力モード
 パームサイズPC用日本語入力ソフト「ComPOBox」v0.10が30日にリリースされた。50音表からひらがなを選び、インクリメンタル式に漢字変換しながら日本語入力できるソフトウェアキーボードで、ソニーコンピュータサイエンス研究所の増井氏がUNIX向けなどに開発した「POBox」を、Windows CEに移植したもの。Windows CE搭載のパームサイズPCに対応したフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には日本語表示DLL「KCTRL」と辞書ファイルが必要。

 「ComPOBox」をインストール後、タスクバーで入力方法に[POBox]を選択すると画面下部にひらがなの50音表が表示される。ここで入力したい文字をタップすると、現在入力している読みに近い単語がリストアップされる。インクリメンタル式の漢字変換方法を採用しており、たとえば、「ま」と入力すると50音表の上部に「[ま][窓][万][松]…」とリスト表示され、続けて「と」を入力すれば、リストが「[まと][窓][惑][的]…」に変化する。目的の単語が表示されたところでタップすると選択できる。読みをすべて入力する必要がないので、漢字入力のスピードを向上させることが可能だ。

 そのほか、英数入力モードもあり、右側にある[英数]ボタンをタップすれば、英数キーボード表示に切り替わる。太めの文字が採用されているため識別しやすい。日本語モードに戻すには、左下の[Jpn]ボタンをタップする。編集部で試してみたところ、カシオE-500やE-55で動作確認できた。小型携帯端末で素早く入力するための新たな日本語入力システムとして注目したい。

【著作権者】伊藤 栄一郎 氏、増井 俊之 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.10(99/03/30)

□Mobile Computer Software Gallery
http://www.oohito.com/

(小山 文彦)


画面キャプチャーには伊藤 栄一郎氏の「CaptCE」を使用しています。
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