米Netscape、「Unlimited Distributionプログラム」のオンライン登録開始
「CCK」v4.5でCommunicatorをカスタマイズし、再配布できる
(99/06/15)
米Netscapeは10日、独自にカスタマイズしたNetscape Communicatorを再配布できるサービス「Unlimited Distributionプログラム」(以下UDP)のオンライン登録を開始した。カスタマイズには、「Netscape Client Customization Kit」(以下CCK)が必要。「CCK」はWindows 95/98/NT 4.0に対応したフリーソフト。現在、同社のホームページからダウンロードできる。
「CCK」は、ブラウザーの初期設定を変更する「Configuration Editor」、ダイヤルアップ接続ウィザードを変更する「Account Setup Editor」、同梱するコンポーネントを選択し、アーカイブを作成する「Install Builder」の3つのソフトなどから構成されている。これらを用いてカスタマイズすれば、社内専用ブラウザーとしてあらかじめプロキシーサーバーやメールアドレスを検索するLDAPサーバーを設定して社員に配布することができる。また、コンテンツプロバイダーが自社サイトをスタートページに設定したブラウザーを会員向けに配布するといったことも手軽に実現できる。
「CCK」v4.5でカスタマイズしたブラウザーは、Netscape Communicator v4.5と同等の機能となる。なお、「CCK」v4.5日本語版は、日本語版のブラウザーを作成できるが、「CCK」v4.5日本語版自体はメニューなどがすべて英語で作られている。5クライアント以上のブラウザーを再配布するには「UDP」への登録が必要で、法人、団体、個人など誰でも登録することができる。また、複数のバージョンを配布することも可能とのこと。
【著作権者】Netscape Communications Corporation
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】4.5
□Netscape:Unlimited Distributionプログラム
http://home.netscape.com/ja/partners/distribution/
(小山 文彦)