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「Hyper-Paint」v8.4Dにコンピューターウイルス感染の可能性

対象ユーザーはv8.5へのバージョンアップとウイルスチェックを

(99/08/30)

 フリーのペイントソフト「Hyper-Paint」v8.4Dにコンピューターウイルス感染の可能性があることが判明した。同ソフトをインストールすると作成される"UNINST.EXE"という名称のファイルに感染の疑いがあり、最新のパターンファイルを用いたウイルスチェックソフトでは「PE-CIHウイルス」感染の警告が表示される。「Hyper-Paint」v8.4Dは、窓の杜ソフトライブラリには27日のバージョンアップの際にウイルスチェックを実施したうえで収録したが、インストール時に一時的に生成されるファイルのチェックの中で検出が漏れるかたちとなった。また、作者のホームページではv8.4Dのウイルス感染に関する警告メッセージが出されている。

 "UNINST.EXE"というファイルは、「Hyper-Paint」をインストールすると一時的に生成されるファイルで、v8.4C以前の「Hyper-Paint」がインストールされている環境ではv8.4Dのインストール後に自動的に削除されるが、v8.4Dをはじめてインストールした場合は、"C:\WINDOWS\unin0411.exe"というファイル名で保存され、アンインストールを実行した場合に「PE-CIHウイルス」が動作する恐れがある。

 対処方法は、"C:\WINDOWS\unin0411.exe"を削除するか、「Hyper-Paint」作者のホームページで現在配布されているv8.5にバージョンアップすることで"C:\WINDOWS\unin0411.exe"がウイルス感染が警告されないファイルに置き換えられる。なお、この場合も市販のウイルスチェックソフトを用いて使用中のパソコン全体をチェックすることが望まれる。

□Full Color Graphic Editor Hyper-Paint
http://www.d3.dion.ne.jp/~kiriman/
□【重要】「Hyper-Paint」v8.4Dのウイルス検出について(窓の杜)
http://www.forest.impress.co.jp/announce/19990828.html

(小山 文彦/山口 賢司)

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