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メールを表示するだけで感染するウイルス「Bubbleboy」に対応の動き

特定条件下の「Outlook」、「Outlook Express」で感染

(99/11/11)

 メールを表示するだけで感染するウイルス「Bubbleboy」が米国で確認され、ネットワーク アソシエイツ(株)や(株)シー・エス・イーなどアンチウイルスソフトメーカーが、「Bubbleboy」を検出・駆除するための最新ウイルス定義ファイルを公開するなど、対応の動きが出ている。

 「Bubbleboy」はHTML形式のメールにVBscriptを使って記述されたウイルスで、特定の条件下の「Outlook」や「Outlook Express」で、メールを表示しただけで感染するのが特徴だ。感染すると、アドレス帳に登録された全ての人に「Bubbleboy」が埋め込まれたメールを1度だけ送信するなどの動作をする。

 ネットワーク アソシエイツによると、「Bubbleboy」はInternet Explorerのセキュリティ問題を悪用したウイルスで、Internet Explorer 5とWSH(Windows Scripting Host)がインストールされたWindows 98/2000でのみ感染する。このセキュリティ問題については、マイクロソフト(株)が9月に修正プログラムを公開しており、修正プログラムがインストールされていれば感染することはないという。

 修正プログラムをインストールするまでの対策としては、Internet Explorer 5の“インターネットゾーン”のセキュリティレベルを“高(もっとも安全)”にしておくことがあげられている。

□Scriptlet.typelib および Eyedog 問題の修正プログラム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/windows/ie_intl/ja/security/eyedog.htm
□新種ワームVBS/Bubbleboyへの対応のお知らせ(ネットワーク アソシエイツ)
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virB.asp?v=VBS/Bubbleboy.A;B&a=B
□VBS/BubbleBoyについて(シー・エス・イー)
http://www.cseltd.co.jp/sweep/newvirus/bubbleboy.htm
□Vertexlink CORPORATION-Product(バーテックス リンク)
http://www.vertexlink.co.jp/product/security/antidote/news/bubbleboy.html

(新城 雅章)

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