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Netscapeの次世代Webブラウザー「Netscape 6 Preview Release 1」がリリース

日本語版と英語版が同時公開

(00/04/05)

【23:50更新】

「Netscape 6 Preview Rlease 1」  米Netscape Communications社は5日、次世代Webブラウザーのプレビューバージョン「Netscape 6 Preview Release 1」をリリースした。Windowsバージョンでは、日本語版と英語版のセットアップファイルが同社サイトからダウンロードできる。Windows版のインストールは、先にセットアップファイルだけをダウンロードし、セットアップを実行すると必要な構成ファイルが自動的にダウンロードされる仕組み。

 「Netscape 6」は、オープンソースで開発されたブラウザーエンジン“Gecko”を搭載し、コンパクトなファイルサイズと動作の軽快さを特徴としている。同社の発表によると、「Internet Explorer」と比較して、ブラウザーのみのファイル構成で30%、標準的なインストールで25%近くファイルサイズが小さく、XMLやUnicode 3.0、CSS level 1、DOMを完全にサポートしているという。

 「Netscape 6」を起動してみると、まずデザインに驚かされる。これまでのバージョンの面影はなく、スキン対応のWebブラウザー「NeoPlanet」のように、ブルーを基調とし曲線を多用したデザインになっている。画面上部のツールバーも“前のページ”“次のページ”“更新”“読み込み中止”の4つのボタンとアドレス欄、その脇の検索ボタンだけというシンプルなものになっている。

 またIEのエクスプローラバーのように、ブラウザー画面の左側に“Sidebar”と呼ばれる画面が表示される。日本語版をインストールした直後では、“関連サイト”や“検索結果”“ブックマーク”の内容がこの領域に表示できるようになっている。同社によると、この“Sidebar”はカスタマイズ可能で、株式情報やニュースなどさまざまな情報を表示できるようになるとのことだ。

 編集部で「Netscape 6」日本語版を利用していくつかのサイトを表示してみたが、日本語については問題なく表示され、ページを表示するスピードも若干向上しているように感じられた。しかし、サイトによってはテーブルのデザインなどがInternet ExplorerやCommunicatorとは多少違った形で表示されるところもあった。

 なお、アドレス欄にキーワードを入力し、脇にある検索ボタンをクリックすると、“フレッシュアイ”の検索結果が表示された。ただし、アドレスバーが日本語に対応しておらず、日本語キーワードの検索ができないなど、プレビュー版であることを認識させられる不具合もいくつか見受けられた。

□Netscape 6 Preview Release 1
http://home.netscape.com/download/previewrelease.html?cp=dowsea
□Netscape 6 PR1
http://home.netscape.com/ja/browsers/6/index.html?cp=seainfo2
□Press Release
http://www.netscape.com/newsref/pr/newsrelease805.html

(新城 雅章)

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