マウス操作のみで手軽に定型文を入力できる「Quui」v1.10 大量にある定型文を切り替えながらマウスクリックだけで定型文を入力 （00/08/03） 　マウス操作のみで手軽に定型文を入力できるソフト「Quui」v1.10が、3日に公開された。定型文を登録し、「Quui」のウィンドウ上に配置されているボタンをクリックするだけで、現在使用しているアプリケーションに定型文を入力することができる。Windows 95/98/NT 4.0/2000に対応した900円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。 　「Quui」は、マウス操作のみで定型文を入力できるソフト。「Quui」のウィンドウには定型文を入力するための“貼り付け”ボタンが縦に20個並んでおり、各ボタンに見出しを設定して任意の定型文を割り当てた後に“貼り付け”ボタンをクリックするだけで、直前にアクティブになっていたアプリケーションのウィンドウに定型文を入力できる。また、“貼り付け”ボタンの隣に並んでいる1～5までの数字が書かれた5つのボタンをそれぞれクリックすると、新しい定型文入力用のボタンが用意されたページに切り替えることができる。各ページで20個ずつ定型文を登録でき、最大100個の定型文を登録して、ページを切り替えながらアプリケーションに定型文を入力できる仕組みになっている。 　単純に定型文をアプリケーションに入力するだけでなく、「Quui」のウィンドウ内にある「改行」ボタンや「削除」ボタンをクリックして改行を入力したり1文字ずつ削除できるほか、「キャレット移動」ボタンをクリックして上下左右にカーソルを移動させることもでき、マウス操作だけでちょっとしたテキスト編集を行える。さらに、URLを定型文として割り当てたボタンをクリックすると、そのURLのホームページをWebブラウザーで開くことができ、ファイルのパスを定型文として割り当てたボタンをクリックすると、そのファイルを実行してアプリケーションを起動することもできるため、ランチャーのように利用することも可能だ。 　「Quui」に登録した最大100個までの定型文は設定ファイルとして保存される。設定ファイルは複数作成でき、「Quui」のウィンドウ上部にあるリストボックスから設定ファイルを選択して、定型文を切り替えることができる。例えば、HTMLタグを登録した設定ファイルや、メールの作成時によく使う文章を登録した設定ファイルなどを用意しておけば、使用中のアプリケーションによって設定ファイルを切り替えてすぐに定型文を入力できるだろう。 【著作権者】upRise 【ソフト種別】シェアウェア 900円 【バージョン】1.10（00/08/03） □upRise http://www.os.xaxon.ne.jp/~deco/ （日沼 諭史）

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