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文字列処理やアプリケーションの操作が可能なインタープリター「Aqua」

繰り返し操作の自動化や文書の自動生成などに利用できる

(00/09/19)

「Aqua」v0.37β  文字列処理やアプリケーションの操作が可能なインタープリター「Aqua」v0.37βが、18日に公開された。文字列処理を得意とするスクリプト言語“Perl”に似た構文の独自のスクリプトを読み込んで実行し、文字列処理を行ったりアプリケーションの操作を自動化できる。Windows 95/98/NT 4.0/2000対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Aqua」は、文字列の処理やアプリケーションの操作が可能なインタープリター。スクリプトを記述するファイルはメモ帳などのテキストエディターで作成し、ファイルの拡張子を“AQA”にして保存した後、「Aqua」でAQAファイルを読み込んで実行する。「Aqua」が実行できるのはPerlスクリプトに似た構文の独自のスクリプト言語で、文字列の比較やソート、正規表現を利用した文字列検索・置換など、文字列の処理を行う際に役に立つ関数が数多く用意されている。

 また、マウス操作とキー入力を行う関数や、クリップボードのデータを操作する関数、ウィンドウの位置やサイズを変更する関数など、他のアプリケーションと連携したりアプリケーションの動作を自動化できる様々な関数が用意されているのも特長。例えば、メールソフトにショートカットキーを送信してメールの受信を自動化したり、Microsoft Wordと連携してWord文書を自動生成することも可能だ。

 なお、「Aqua」のウィンドウ上でAQAファイルを「Aqua」に関連付けると、AQAファイルをダブルクリックするだけで「Aqua」のウィンドウを表示せずに即座にスクリプトを実行できるようになっている。定期的に特定のアプリケーションを実行するようなソフトと組み合わせれば、きまった時刻に繰り返し同じ操作を行うようなスクリプトを手軽に実行できるだろう。

【著作権者】Masaki Fujimoto 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.37β(00/09/18)

□studio-m
http://www.studio-m.com/

(日沼 諭史)

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