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コマンド操作も可能なFTPクライアントソフト「Roxas」v5.00が公開

コンソールウィンドウを備え、コマンド操作とマウス操作に対応

(01/04/24)

「Roxas」v5.0
「Roxas」v5.0
 コマンド操作も可能なFTPクライアントソフト「Roxas」v5.00が公開された。GUIによるマウス操作とコマンド操作を組み合わせて利用できるのが特長。Windows 98/Me/2000に対応した2,500円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Roxas」は、コマンド操作が可能なFTPクライアントソフト。ウィンドウ左側にローカルパソコンのファイル一覧、右上にFTPサーバーのファイル一覧、右下にコンソールウィンドウが表示され、一見すると「Outlook Express」などの3ペイン型メールソフトのようなデザインだ。通常のFTPクライアントのようにGUIでマウス操作が可能なのに加え、コンソールウィンドウに“CD”や“GET”などのFTPコマンドを入力して、FTPサーバーのディレクトリ移動やファイルのダウンロードなどが行える。たとえば、GUIのFTPクライアントではディレクトリを移動するたびに途中のディレクトリの内容を表示するが、コマンド操作だと目的のディレクトリへ一発で移動できる。ローカルパソコンのフォルダ移動やファイル表示なども操作可能。telnet端末からFTPコマンドを利用している感覚で操作できる。

 FTPクライアントの機能としては、ドラッグ&ドロップによる転送のほか、ローカルパソコンのフォルダ内のファイルをアップロードしてFTPサーバーのディレクトリと同期する“ミラーリングアップロード”機能と、FTPサーバーのディレクトリ内のファイルをダウンロードしてローカルパソコンのフォルダと同期する“ミラーリングダウンロード”機能のほか、一定期間ごとに専用スクリプトを起動してバッチ処理が可能な“タイマードプログラムマネージャ”機能がある。これらの機能を利用すれば、数時間ごとにローカルパソコンとFTPサーバーをミラーリングしたり、特定のファイルのみをアップロードするといったことが可能だ。

 そのほか、転送先のFTPサーバーがPASVモードに対応していれば、FTPサーバーから別のFTPサーバーへ直接ファイルを転送することも可能。サイズの大きなファイルをFTPサーバー間で移動させたい場合に、ローカルパソコンを経由する必要がないため、複数のプロバイダーにホームページのミラーを置いている人には重宝するだろう。そのほか、オプション設定を保存して簡単に切り替える機能や、漢字コードの自動変換、FTPサーバー上でのアクセス権限の自動設定、ダウンロードレジュームなどにも対応している。

【著作権者】綾の明 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,500円
【バージョン】5.0

□'akira'
http://www.tg.rim.or.jp/~khf07113/

(山本 幸広)

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