.
NEWS

Windows XPに対応した「カシミール3D」v7.23が公開

樹木の高さを考慮した可視範囲の計算が可能に

(01/11/27)

「カシミール3D」v7.23
「カシミール3D」v7.23
 山岳展望解析ソフト「カシミール3D」v7.23が、27日に公開された。新たにWindows XPに対応したほか、樹木の高さを考慮した可視範囲の計算が可能になっている。Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応したフリーソフトで、現在作者のホームページや窓の杜からダウンロードできる。

 今回リリースされたv7.23では新たにWindows XPに対応し、Windows XP上では設定ウィンドウのボタンやチェックボックスが丸みを帯びたデザインで表示されるようになった。また、観測地点から見える範囲を計算する際に、樹木の高さを考慮にいれることができるようになっている。樹木が育つ限界の標高を示す“森林限界”と、樹木のおおよその高さを設定すると、山岳の森林限界高度よりも低い部分に樹木の高さを加算して可視範囲を計算する仕組みだ。この機能を有効にすると、指定した観測地点から見える範囲を地図上で色分け表示する“可視マップ”や、写真のような3D山岳画像を描画する“カシバード”などに反映される。

 「カシミール3D」は、国土地理院から刊行されている数値地図をはじめ、様々な地形データや標高データなどを元に、山岳地図を表示したり、山岳展望を3D CGで描画したりする山岳展望解析ソフト。山あいから昇る日の出の時刻を計算したり、ハンディGPSと連携して現在地を表示する機能などもある。山と自然に関する情報サイト『山と自然の旅』のデータ配布サービスを利用すれば、日本全国の地図データをインターネット経由で自動的に取得して表示することもできる。

【著作権者】DAN杉本 (SUGIMOTO Tomohiko) 氏
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】7.23(01/11/27)

□カシミール3D - 風景CGと地図とGPSのページ
http://www.kashmir3d.com/
□窓の杜 - カシミール3D
http://www.forest.impress.co.jp/library/kashmir3d.html

(新城 雅章)

|
トップページへ
Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで