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「音声認識-音声コマンドTool」音声入力でソフトを起動

“コンピューター、インターネット”と話すだけでIEが起動

(02/03/20)

「音声認識-音声コマンドTool」
「音声認識-音声コマンドTool」
 マイクに向かって話した音声でソフトを起動できる音声入力式のランチャーソフト「音声認識-音声コマンドTool」v0.1Aが、15日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお動作には、米MicrosoftのWebサイトなどから入手できる音声入力エンジンが必要となる。

 「音声認識-音声コマンドTool」は、マイクに向かって話した音声でソフトを起動する音声入力式のランチャーソフト。マイクロソフトの音声入力エンジンを利用して音声を解析し、対応するソフトを起動する。利用方法は簡単で、まずマイクに向かって“コンピューター”と発声して「音声認識-音声コマンドTool」をスタンバイモードに切り替え、続けてたとえば“メモ帳”と発声すれば「メモ帳」が起動する。

 このほか標準状態では、“コンピューター”のあとに“インターネット”と発声すると「Internet Explorer」が、“メール”と発声すると「Outlook Express」が、“コマンド”と発声すると「コマンドプロンプト」が起動するようになっている。また、“検索”でGoogleのトップページ、“翻訳”でLYCOSの翻訳サービスページ、“オークション”でYahoo!オークションのトップページを開くことも可能。メインウィンドウの[コマンド]ボタンをクリックすると設定用の“command.txt”が開き、ここに“[発声キーワード],[起動するソフトのパスまたはURL]”という書式で行を追加すると、使い慣れたソフトやお気に入りのサイトを好きなキーワードで開けるようになる。

 なお、「音声認識-音声コマンドTool」を利用するには、マイクロソフトの音声入力エンジンがあらかじめインストールされている必要がある。音声入力エンジンは、「Office XP」とともにインストールできるほか、米MicorosftのWebサイトで公開されている「Speech SDK」v5.1と「5.1 Language Pack」をダウンロードしてインストールすることもできる。インストール直後の状態では音声入力エンジンの認識率がいまひとつなので、まずはコントロールパネルの[音声認識(スピーチ)]の[プロファイルのトレーニング]を実行して認識率を向上させておこう。

【著作権者】西村 誠一 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1A(02/03/15)

□パソコン無料サポートとオンラインソフト
http://www.asahi-net.or.jp/~tz2s-nsmr/
□Microsoft Speech SDK 5.1
http://msdn.microsoft.com/code/sample.asp?url=/msdn-files/027/000/781/msdncompositedoc.xml

(新城 雅章)

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