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分子式から分子量やモル数に応じた質量などを計算「モレキュラ カルキュル」

当該物質の試薬を作成する際に必要となる計算などを行うことが可能

(02/05/21)

「モレキュラ カルキュル」v1.1
「モレキュラ カルキュル」v1.1
 分子式から分子量やモル数に応じた質量などを計算できるソフト「モレキュラ カルキュル」v1.1が、7日に公開された。Windows 95/98に対応するフリーソフトで、編集部で試用したところWindows 2000/XPで動作することを確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作にはVB 6.0ランタイムが必要。

 「モレキュラ カルキュル」は、入力した分子式から分子量やモル数に応じた質量などを計算できるソフト。ウィンドウ上側に表示される周期表の原子記号の各部分がボタンになっており、クリックするとその原子が分子式に追記されていく。原子数はプルダウンメニューで選択でき、たとえば“H2”の分子式を入力するときは一度[H]ボタンをクリックし、プルダウンメニューから“2”を選択すればよい。また、“CH3”や“OH”といった官能基を別ウィンドウで表示し、官能基をクリックして分子式に追記することも可能。このような手順で分子式を入力していけば、酢酸“CH3CO2H”なら60g/mol、アンモニア“NH3”なら17g/molと分子量が表示される仕組み。

 分子式で入力した当該物質の試薬を作成する際などに必要な計算を行うことも可能。モル数“mol”と質量“g”のいずれかを入力して[←→]ボタンを押せば、分子量に応じたもう一方の数値を相互換算して表示することができる。また、当該物質が液体物質の場合は比重“g/mL”を入力して[↓]を押せば、質量に応じた容量“mL”を表示可能。当該物質を溶液にする場合はモル数と質量を入力後に比重と溶媒量“mL”を入力して[↓]を押せば、モル数や質量に応じたモル濃度“mol/L”を表示できる。さらに、溶媒量“mL”とモル濃度“mol/L”だけを指定して[↑]ボタンを押せば、必要となる当該物質の質量とモル数の両方を表示することも可能だ。

【著作権者】mine 氏
【対応OS】Windows 95/98(Windows 2000/XPでも動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1(02/05/07)

□mia-mine's individual arts-
http://members.tripod.co.jp/mia_hp/

(竹元 克己)

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