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“フラクタル図形”を利用した線を描くことができるペイントソフト「Fpaint」

オリジナルの“コッホ曲線”を描くこともできる

(02/07/17)

「Fpaint」v4.34
「Fpaint」v4.34
 “フラクタル図形”を利用した線を描くことができるペイントソフト「Fpaint」v4.34が、7日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Fpaint」は、線分を三等分して中央の線分を正三角形の二辺で置き換えていく操作を繰り返して描画する“コッホ曲線”や、木の枝が分かれるような線を表現する“木構造”という2種類の“フラクタル図形”を利用して線を描くことができるペイントソフト。起動すると絵を描き込むメインウィンドウと、線や図形の形のボタンが並んだ“Tools”ウィンドウが表示される。“Tools”ウィンドウのボタンで線や図形を選択し、メインウィンドウ下部のR/G/Bの値を示すバーで線の色を、画面左下の“Pen”のバーで線の太さを変更して、メインウィンドウにマウスで絵を描いていこう。また“コッホ曲線”などを利用するときは、メインウィンドウの[表示]メニューから[フラクタルペイント]を指定すると別ウィンドウが表示されるので、そこで[木構造]や[コッホ曲線]タブで線の種類を切り替えて使用する。それぞれのタブでは、線の描画方法を設定することができ、“コッホ曲線”では線が盛り上がる部分の高さ、“木構造”は分岐するときの線の本数や1本の線が2本の線に分岐するときの角度などを指定する。また、[編集]タブでオリジナルの“コッホ曲線”などを作成し、これで描画することも可能。独特の雰囲気をもつ“フラクタル図形”は、独自の雲や樹木などを表示するのにも利用できそうだ。

【著作権者】神保 安弘 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】4.34(02/07/07)

□がらくた置き場
http://www.media.nagoya-u.ac.jp/people/h011207m/

(小津 智幸)

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