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Opera Software ASA、Webブラウザー「Opera」v7.00の英語正式版をリリース

日本語版は現在製作中で公開日は未定とのこと

（03/01/29）

SDI/MDIスタイルを共存可能

リンク先を一覧表示する“Links”

　ノルウェー首都オスロのOpera Software ASAは28日（現地時間）、Webページの表示速度に定評があった表示エンジンを一新し、さらなる高速化を図ったタブ型Webブラウザー「Opera」v7.00の英語正式版をリリースした。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 2000/XPで動作することを確認した。現在同社のWebサイトから英語版のみダウンロードできる。なお、39ドルの登録料を支払えば、同ソフトの正式版のツールバー右上側に現れるバナー広告を非表示にできる。また、3月1日までの期間限定だが、ダウンロードしてから14日間は登録料を支払わなくても広告バナーが表示されない状態で同ソフトを利用することが可能。

　「Opera」v7.00は、従来のv6シリーズから定評のあったWeb表示エンジンが一新され、さらなる高速化や機能強化が図られたタブ型Webブラウザーの最新版。従来はWebブラウザーの表示スタイルとしてSDI/MDIの2種類を「Opera」起動時に選択する方式だったが、v7.00では基本的にMDIスタイルのタブ切り替え型Webブラウザーとして動作するようになった。ただし、任意のタブを「Opera」ウィンドウの外側へドラッグ＆ドロップすることで、そのタブをSDIスタイルの独立ウィンドウに分離することが可能。また、ログイン認証が必要なWebページで一度入力したユーザー名とパスワードを記録し、次回からは[Wand]ボタンを押すだけで自動的にログイン認証を行うことができるようになった。

　さらに、ブラウザー画面左側にある“Hotlist”が強化され、Webページの訪問履歴を表示する“History”タブ、ファイルダウンロードの進捗を表示する“Transfers”タブ、「Opera」で開いている全てのウィンドウを表示する“Windows”タブ、現在開いているWebページから張られているすべてのリンク先を一覧表示する“Links”タブの4種類が新たに追加された。そのほか、「Opera」に標準搭載されているメールクライアントも強化され、スパムメール対策用のフィルター機能などが追加されている。なお、「Opera」v7.00の日本語版については現在製作中で、公開日は未定とのこと。

【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】（編集部にてWindows 2000/XPで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト（広告を非表示にするためのシェアウェア料金は39ドル）
【バージョン】7.00（03/01/28）

□Opera Software - The Best Internet Experience
http://www.opera.com/
□Opera Software - The Best Internet Experience（プレスリリース）
http://www.opera.com/pressreleases/en/2003/01/28/
□窓の杜 - 【NEWS】Opera Software ASA、Webブラウザー「Opera」v7.0 Beta 2の英語版をリリース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/12/19/opera7b2.html
□窓の杜 - 【NEWS】表示エンジンを一新したWebブラウザー「Opera」のv7.0b1がリリース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/11/14/opera7beta1.html

（竹元 克己）