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以前記録したレジストリの状態と現在の状態を比較する「レジストリ番犬ロン」

アプリケーションのインストール前後でレジストリの変化を確認できる

（03/02/04）

「レジストリ番犬ロン」v0.9.03

　以前に保存しておいたレジストリの状態と現在のレジストリの状態を比較できるソフト「レジストリ番犬ロン」v0.9.03が、3日に公開された。Windows 95/98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「レジストリ番犬ロン」は、以前に保存したレジストリの状態と現在のレジストリの状態を比較して、変更点を確認できるソフト。起動したら、まず比較元となる“基準ファイル”を読み込む。“基準ファイル”とは、以前にレジストリの状態を保存しておいた“RSV”という独自形式のファイルで、比較する際の基準となるファイル。初回起動時で基準ファイルがない場合や、新しく基準ファイルを作成したい場合は、メニューから選択して現在のレジストリ情報を読み込んで保存する必要がある。基準ファイルが読み込まれると、Windows標準の「レジストリエディタ」のようにレジストリキーがツリー形式で表示され、各キーをダブルクリックすれば、ツリーを展開したりデータの値などを確認することが可能。重要ではないキーは、キーごとの右クリックメニューから読み込まないようにしたり、チェックはしないようにすることもできる。現在のレジストリ状態と比較するには、“ファイル”メニューから“現レジストリ情報と比較”を選択する。比較作業が終了すると、追加されたキーや削除されたキー、値の変更があったキーなどが“！”や“？”といったアイコン表示で区別され、同一ツリー上に表示される。階層をたどりながら確認していけば、一目で変更点が分かるというわけだ。変更が多い場合には、変更があった箇所だけを表示させたり、変更されたキーの数を表示することも可能。アプリケーションをインストールする前に基準ファイルを作成し、インストール終了後に比較を実行すれば、そのアプリケーションがレジストリにどんな情報を書き込んだか手軽に確認できる。また、保存したRSVファイルが複数ある場合は、そのファイル同士での比較も可能だ。

　なお、本ソフトはレジストリをバックアップするためのものではないので、このRSVファイルを使って前回の状態に戻すといったことはできない。また、本ソフトにはレジストリを編集する機能は付いていないので、安全に作業が行えるが、もし「レジストリエディタ」などのツールでレジストリを編集する際には十分に注意して頂きたい。

【著作権者】アーリバード（有）
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.9.03（03/02/03）

□アーリバード　インターネットサポート
http://www.e-bird-inc.com/

（大場 亮）