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立体視可能な“ステレオグラム”を任意の模様で作成できる「StgMKr-win」v1.40

グレースケールのBMP画像を使って“ステレオグラム”の奥行きを指定する仕組み

(03/05/23)

「StgMKr-win」v1.40
「StgMKr-win」v1.40
 立体視可能な“ステレオグラム”を任意の模様で作成できるソフト「StgMKr-win」v1.40が、10日に公開された。Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「StgMKr-win」は、両目の視差により立体に見える平面画像“ステレオグラム”を作成できるソフト。ステレオグラムといえば砂模様が多いが、本ソフトは任意のBMP画像を横に並べて模様にし、ステレオグラムを作成できるのが特長。模様にする画像のほか、奥行きの指定を行うためにグレースケールのBMP画像が必要で、奥行き指定用画像の明るい部分がステレオグラムで手前に、暗い部分がステレオグラムで奥まって見える仕組み。ステレオグラム作成の手順はまず、ペイントソフトなどを使い、模様にする画像と、奥行き指定用の“Z値指定画像”を用意する。次に、本ソフトを起動して2枚のBMP画像を読み込み、[Z値指定画像自動調整]ボタンをクリックして“Z値指定画像”の明度を調節する。あとは[ステレオグラム化]ボタンを押せば、ステレオグラムが作成される。できあがった画像はBMPファイルとして保存でき、ぼうっと遠くを眺めるようにして画像を見る“平行法”により立体視することが可能だ。

 本ソフトでは、模様となる画像を横方向に並べてステレオグラムを作成するので、比較的細かい模様をもつ画像を縦長に加工しておくと完成後の見栄えがよい。レタッチソフトでデジカメ写真から風景の一部を模様に切り出したり、3Dモデリングソフトで作成したオブジェクトを“Z値指定画像”に使うなどして、面白いステレオグラムをどんどん作成してみよう。

【著作権者】Yotaro Oie 氏
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.40(03/05/10)

□Welcome to OIE's software SITE!
http://hp.vector.co.jp/authors/VA034275/

(石川 敬峰)


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