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Review NEWS

スタイラスで手書きフォントを作成「手書きフォントメーカー for Windows CE」

「TTEdit」および「手書きフォントメーカー」と連携してフォントを作成する

（03/06/04）

「手書きフォントメーカー for Windows CE」v1.0

　「TTEdit」および「手書きフォントメーカー」と連携させることにより、スタイラスで画面に描いた文字から手書き風フォントを作成できるソフト「手書きフォントメーカー for Windows CE」v1.0が、5月23日に公開された。ARM、MIPS、SH3系CPUを搭載したPocket PCおよびARM系CPUのPocket PC 2002に対応するシェアウェアで、価格は1,000円。現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、シェアウェア登録料を支払うまでは、ひらがなや英数字などの漢字以外の文字のみ作成できる。

　「手書きフォントメーカー for Windows CE」は、スタイラスで画面に書いた文字から手書き風のWindows用TrueTypeフォントを作成できるソフト。同作者製の、ドローソフトの要領でオリジナルフォントを作成する「TTEdit」や、「TTEdit」単体では手間のかかる手書き文字の入力を支援する「手書きフォントメーカー」と連携してフォントを作成する。起動すると、Pocket PCの画面上に水色で“あ”の字が大きく表示されるので、このお手本をなぞるようにスタイラスで文字を手書きしよう。納得のいく字が書けたら画面下の右向き三角マークをタップして次の文字を入力する。スタイラスの軌跡は、“My Documents”内の“手書きフォントストロークファイル”フォルダに、1文字ずつ別ファイルで自動保存されるようになっている。必要な文字を書き終えたら、これらのファイルをWindows用「手書きフォントメーカー」の“ストロークファイル”フォルダに「ActiveSync」経由でコピーし、「手書きフォントメーカー」を起動する。あとは、「手書きフォントメーカー」で[ファイル]－[ストロークデータから自動作成]メニューを選択すれば、「TTEdit」が自動で起動して「TTEdit」上でフォントが一括作成される仕組み。最後に書体名などを設定して保存すれば、オリジナル手書き風フォントの完成となる。 　

　本ソフトは、お手本となるフォントの表示をON/OFFできるほか、リアルタイムに手ぶれを補正して軌跡をなめらかにすることも可能。画面に表示されたお手本を直接なぞってきれいな手書きフォントを作りたい人や、Pocket PCを持ち歩いてちょっとした空き時間をフォントの作成に充てたい人は、本ソフトを利用してみるとよいだろう。

【著作権者】安沢 勝昭　氏
【対応OS】Pocket PC（ARM、MIPS、SH3）、Pocket PC 2002（ARM）
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】1.0（03/05/23）

□武蔵オンラインソフト
http://www.interq.or.jp/www1/anzawa/
□窓の杜 - TTEdit
http://www.forest.impress.co.jp/library/ttedit.html
□窓の杜 - 手書きフォントメーカー
http://www.forest.impress.co.jp/library/tegakifontmaker.html

（石川 敬峰）