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【第123回】
フォルダ内のデータ変更をチェックするときの道具「フォルダ監視」
共有フォルダ内のファイルに変更があるとお知らせ
(04/03/24)
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監視したいフォルダと監視する時間間隔を設定しよう |
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監視先フォルダ内に変更があるとウィンドウがポップアップする |
複数人で1つのホームページを制作していたり、取引先の情報を記した「Excel」データを共有フォルダに置いていたりと、仕事上みんなで共有するデータって、けっこうある。お互いに更新したら知らせるのがルールだけど、うっかり忘れちゃったり、あるいは知らないうちに書き換えちゃってたりして、あとで『聞いてないよ!?』って騒ぎも起こりがち。かといって、エクスプローラでずっとデータをチェックし続けるわけにもいかないし……。更新があるかどうかを確認するのに、なにかいい方法はないかな? そんなときは「フォルダ監視」を使ってみよう。
「フォルダ監視」は、タスクトレイに常駐し、指定フォルダ内のファイルが変更・保存されると知らせてくれるソフト。監視先として複数フォルダを指定できるほか、サブフォルダも対象にできる。起動したら、監視したいフォルダを指定し、監視する時間間隔を“3分10秒ごと”といった具合に任意に設定しよう。このとき、ワイルドカード文字の“*”を使い、たとえば“bak”という拡張子をもつファイルは監視の対象外にするなどの条件も決められる。監視先フォルダ内に変更があるとウィンドウがポップアップし、該当ファイルだけが一覧表示され、タスクバーでアイコンが点滅する。一覧表示されたファイル名をクリックすると関連付けられたアプリケーションで開くことができるほか、ウィンドウ下部の[フォルダで開く]ボタンをクリックすればフォルダを開くこともできる。
パソコンが起動していないときなど、このソフトが動作していない間に変更があった場合でも、起動したときにフォルダ内容を前回終了時の状態と比較し、更新されたファイルやサブフォルダを一覧表示できる。記憶が新しいうちに尋ねれば、ほかの人もどこを変更したのかきっと答えやすい。設定した時間が経過する前でも、タスクトレイのアイコンをダブルクリックすると即座に変更をチェックできるので、外出前や帰宅前など思い立ったときにすぐ確認できるのもうれしい。データ更新をチェックしたいときは「フォルダ監視」を使ってみよう。
【著作権者】tukaeru 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.20(04/03/22)
□職場で使えるソフト
http://www10.plala.or.jp/tukaeru/
□窓の杜 - フォルダ監視
http://www.forest.impress.co.jp/library/folderkanshi.html
(小松 佳那)