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漢字仮名交じり文を点字訳できるフリーソフト「お点ちゃん」v3.32が公開

漢字の読み方や文節区切りの誤りをマウスクリックだけで訂正できる

(04/03/25)

「お点ちゃん」v3.32
「お点ちゃん」v3.32
 漢字と仮名が入り交じった漢字仮名交じり文を簡単に点字訳できるソフト「お点ちゃん」v3.32が公開された。Windows 95/98/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「お点ちゃん」は、漢字仮名交じり文のテキストファイルを点字訳し、点字プリンターで印刷可能なBSE形式の点字ファイルを作成できるソフト。漢字仮名交じり文を、たとえば“うまれわ とーきょーです。”といった具合の、文節ごとに空白で区切られたひらがな表記の分かち書き文に直し、この分かち書き文を元に点字文を自動生成する。約34万語収録の内蔵辞書を利用し、少ない労力で分かち書き文を生成できるのが特長だ。画面は、漢字仮名交じり文を表示する左ペイン、分かち書き文を表示する右ペイン、点字文を表示する下ペインで構成されている。2種類の作成方法を選択でき、“逐次点訳”を選んだ場合、1段落ずつ表示される文を左右ペインで比較して誤りを順次訂正し、すべての段落を訂正し終えた時点でBSEファイルを作成する。訂正作業中に単語を新規追加することも可能だ。“一括点訳”を選ぶと、文を一気に点訳してBSEファイルを作成する。校正を行うには、BSEファイル作成済みのテキストファイルを再度開けばよい。最後に、点字図書館などの視覚障害者関係機関に備えられている点字プリンターでBSEファイルを印刷すれば、任意のテキストを点字で読むことが可能となる。

 分かち書き文をできるだけ手軽に作成できるよう工夫が凝らされており、たとえば読み方や文節区切りの誤りは、最短2クリックで訂正可能。具体的には、“一覧表示した”が“いちらんひょー しめした”と誤って分かち書きされた場合は、まず“いちらんひょー”をマウスクリックしよう。すると、画面右上に文節候補がリスト表示されるので、候補から“いちらん”を選べば該当箇所が“いちらん ひょーじ した”と訂正され、点字文も自動修正される。また、漢字仮名交じり文や分かち書き文を直接訂正することも可能。そのほか、漢字仮名交じり文は漢字、ひらがな、カタカナで色分け表示することもできる。OCRソフトでテキストファイルを作成した場合、ひらがなの“り”とカタカナの“リ”、カタカナの“ニ”と漢字の“二”などが誤認識されていることがあるが、これらの誤りを素早く発見するのに役立つ。原文が歴史的仮名遣いや仏教、医学、法律、物理学の専門用語を含む場合は、環境設定の“専門用語”欄に用意されている5つのチェックボックスを必要な分野のみONにすることで、より適切に分かち書きが行える。点字訳の活動に興味がある方はぜひ「お点ちゃん」を試してみよう。

【著作権者】katman 氏
【対応OS】Windows 95/98/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.32

□パソコン点訳ソフト「お点ちゃん」
http://www.h4.dion.ne.jp/~otenchan/

(石川 敬峰)


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