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次期Mozilla製品では各種Webサービスとシームレスな連携が実現今後はアプリケーションプラットフォームとしてMozilla製品を推し進める
「Mozilla」の位置づけに関して同氏は、アプリケーションを生み出すための“もと”である説明。Mozilla Foundationでは「Mozilla」の存在を、独自の言葉で“コアテクノロジー”と呼んでいるという。今後はこのコアテクノロジーを、信頼できるWebブラウザーとしてだけでなく、アプリケーションプラットフォームとしてさらに強化していくという。Mozilla製品は、“XUL”というGUI記述言語を採用しており、XMLやCSS、JavaScriptといったWeb技術の知識だけで、Mozilla製品上で動作するアプリケーションを作成できるのが特長だ。 同氏はMozilla製品をプラットフォームとして動作するアプリケーションの実例として、ショッピングサイト“Amazon.com”と連携する「Mozilla Amazon Browser」を取り上げ、アプリケーションプラットフォームというMozilla製品の別な一面をアピールした。「Mozilla Amazon Browser」は個人作者であるFabio Serra氏が作成したソフトで、“Amazon.com”の製品をWebサイトを表示することなく購入できるというもの。 また、Mozilla Foundationとしても各種Webサービスと密接に連携するアプリケーションを提供していきたいという。同氏は、米Googleが運営しているWebメールサービス“Gmail”という名前を具体的に挙げ、Mozilla製品上から専用のGUIで“Gmail”を利用できるようにしたいと意気込みを語った。 さらに、アプリケーションプラットフォームとしてMozilla製品を推し進める第一弾として、「Mozilla」v2.0に、同ソフト上で動作するアプリケーションを管理する“XULランナー”機能を搭載予定であるとのこと。この機能により、プラットフォームとアプリケーションを切り分けられ、プラットフォームの存在を意識することなくアプリケーションが利用可能になるという。
□Mozilla - Home of the Firefox web browser, Thunderbird and the Mozilla Suite (中井 浩晶)
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