米Microsoft、ヨーロッパ言語の文字入力を支援する「Office 2003」用アドイン

ツールバーに表示される文字をクリックするだけで26カ国語の特殊文字を入力可能

「International Character Toolbar」v1

　米Microsoftは15日（現地時間）、「Microsoft Office 2003」（以下、Office 2003）上でのヨーロッパ言語の文字入力を支援するアドイン「International Character Toolbar」v1を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「MS Word 2003」日本語版で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

　Windows上でヨーロッパ言語の文字を入力するには通常、“テキストサービスと入力言語”画面をコントロールパネルから呼び出し、使用する言語を追加しなければならない。また、日本語とヨーロッパ言語は同時に入力できず、入力する文字に応じて“言語バー”で言語を切り替える必要があり手間がかかる。

　そこで本アドインを利用すると、「Office 2003」上でドイツ語やフランス語、イタリア語といったヨーロッパの各言語で使われる特殊文字を1クリックで入力できるようになる。特殊文字を入力するには、インストール後に追加されるツールバー上の各文字をクリックするだけ。このとき入力される文字は小文字だが、［Shift］キーを押しながらクリックすることで大文字入力も可能。26カ国語に対応しており、ツールバー上のプルダウンメニューから使用する言語を複数選択すると、選んだ言語の数だけツールバーが現れる。

　なお、「Office 2003」で使用中のフォントにヨーロッパ言語の特殊文字が収録されていないと、本アドインを利用しても特殊文字を入力できないので注意。たとえば、“ＭＳ明朝”や“ＭＳゴシック”などを利用すれば、ほとんどの特殊文字を入力可能だ。

【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows 2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1（05/06/15）