「Pocket Player」v3.0

PC用音楽プレイヤーと比較しても遜色ない、強力なライブラリ機能を搭載している

ジャケット画像を表示可能

　MP3/WMA/Ogg Vorbis/FLACなどの形式に対応し、ライブラリ管理やジャケット画像表示など多彩な機能を搭載する音楽プレイヤー「Pocket Player」v3.0が、9月25日に公開された。Pocket PC/2002/2003/Windows Mobile 5.0に対応する19.95米ドルのシェアウェアで、現在作者のホームーページからダウンロードできる。

　「Pocket Player」はMP3/WMA/Ogg Vorbis/WAVE形式に対応した音楽プレイヤーで、WMV動画の再生も可能。さらに作者サイトで公開されている専用プラグインを導入すれば、FLACやMonkey's Audioといった可逆圧縮形式の音楽も再生できる。WMA形式では著作権保護にも対応しており、編集部にてW-ZERO3上で試用したところ、話題の定額制音楽配信サービス“Napster”からminiSDへダウンロードした楽曲を再生できた。

　本ソフトは音楽ファイルのタグ情報を利用して、PC用プレイヤー並みのライブラリ管理を実現している。デバイス上でプレイリストを作成できるほか、PCの「Windows Media Player 10」と同期したプレイリストや、他ソフトで作成したM3U形式のプレイリストも利用可能。さらに“今年リリースされた曲”や“合計1時間分の曲”などの特定条件によって楽曲を抽出し、デバイス上で自動的にプレイリストを生成する機能も用意されている。

　凝ったビジュアル要素も本ソフトの特長だ。画面の右上に小型のスペクトラムアナライザーを表示できるほか、プレイリスト画面をジャケット画像の表示や各種視覚エフェクトへと切り換えられる。スキンを利用した外観のカスタマイズにも対応する。

　また、本ソフトの起動中はタイトルバーに音符アイコンが常駐し、タップすると操作パネルがポップアップ表示される。これにより他のアプリを利用中でも、本ソフトに切り換えることなく曲名の確認や操作が可能だ。Today画面に操作パネルを表示することもできる。

　そのほかにも、ハードウェアボタンに音量調節などの各種操作を割り当てる機能や、一定時間で自動的に画面をオフにしてバッテリーを節約する機能、前回終了時の再生位置を記憶して続きから再生できるレジューム機能、再生中の曲名と再生位置を登録しておき簡単に呼び出せるブックマーク機能、定番のイコライザー機能など、便利な機能が多数用意されている。

　さらに、専用プラグインによる機能拡張にも対応。たとえば、楽曲再生開始時に他アプリを利用していると曲名をポップアップで通知してくれる「"Now Playing" Plugin」や、A-B間リピート機能を実現する「A-B Repeat Plugin」など、さまざまなプラグインが作者サイトにて公開されている。用途に応じて導入するとよいだろう。

各種の視覚エフェクトを表示できる		常駐型の操作パネルやToday画面を使えば、「Pocket Player」が非アクティブ時でも操作可能

【著作権者】Conduits Technologies, Inc.
【対応OS】Pocket PC/2002/2003/Windows Mobile 5.0
【ソフト種別】シェアウェア 19.95米ドル
【バージョン】3.0（06/09/25）

□Conduits > Windows Mobile Pocket PC Software, supporting Windows Mobile 5, Palm Treo 700w and more!
http://www.conduits.com/

（霧島 煌一）