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【第311回】
3Dレースゲーム「AceSpeeder2」反重力マシンでSF風のコースを疾走、シビアなレース展開が熱い!
(07/08/10)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、バツグンのスピード感と1位獲得にはミスが許されない緊張感を味わえる3Dレースゲーム「AceSpeeder2」を紹介しよう。
美麗なグラフィックと圧倒的なスピード感がウリの3Dレースゲーム
10種類あるマシンはそれぞれスピードやグリップ力が異なり、最初はグリップ重視のマシンしか選べない。さらなる爽快感を得られるスピード重視のマシンでプレイするには、ステージの攻略が必要というわけだ。なお、本ソフトは1,890円(税込み)のシェアウェアとなっており、ライセンスキーの登録前は2台のマシンを選択し、最初のステージを2コースまでプレイできる。 画面は操作するマシンの真後ろから前方を表示する視点が基本で、運転席からの視点にも切り替えられる。基本操作はカーソルキーの左右でマシンの操縦、[Enter]キーまたはスペースキーでアクセルと非常にシンプルだ。また、画面左下に表示され、時間経過で増えていく“ブーストゲージ”が満タンのときにアクセルを2回連続で押すと、“ブースト”を発動して一瞬だけロケットのような加速力を得られる。なお、コースごとに設定された制限タイム内にコースクリアできなかった場合や、コースアウトした場合、コースの壁や敵マシンに接触すると減る“耐久ゲージ”がゼロになってしまった場合は失格となり、3回失格するとゲームオーバーだ。
コース上の仕掛けを活用せよコース上には3種類の仕掛けが用意されている。1つは“SPEED”と書かれた“スピードボード”で、通過すると一時的にマシンが加速する。次は“JUMP”と書かれた“ジャンプボード”で、通過すると加速しながら大きくジャンプして一気に長距離を移動できるが、コースアウトの危険性もある。最後は“AS”と書かれた“ワープボード”。壁のようにコースを塞ぐ形で設置されており、突っ込むと辺りが暗くなって離れた場所へワープする。このどれもがタイム短縮に欠かせない存在なので、見かけたら必ず通過するように心がけよう。
高い順位を狙う場合のポイントの1つは、とにかく敵マシンや壁との接触を避けること。スタート時の順位はコースによって多少変化するものの、全40台中30位など厳しい位置に居ることが多い。制限時間内のゴールはそれほど難しくはないが、1位を取るとなればミスはほとんど許されないのだ。もう1つのポイントは、“ブーストゲージ”は溜まったらすぐに発動すること。ゲージはブースト発動後すぐに回復し始めるので、温存する理由はない。急カーブ以外ではどんどん使っていこう。また、一番注意が必要なのはコースアウトだ。とくに“ジャンプボード”で大きくジャンプしたあとにカーブがある場合は、コース外へ落ちやすい。空中でも機体のコントロールは可能なので、確実にコースを捉えよう。 設定画面では表示解像度を選択でき、モニター側の対応も必要となるが1920×1080ドットの“フルHD”表示もサポート。コースは全部で35種類と充実しており、グラフィックやBGMも完成度が高い。全体を通してみるとコースの構成がやや単調なのが唯一残念なところだが、スピード感やジャンプしたときの気持ちのいい浮遊感、そしてミスをすると1位が取れないという緊張感により、グッとゲームにのめり込ませてくれる。熱くなれるレースゲームを求めているなら、シェアウェア登録してプレイする価値は十分にある1本だ。
【著作権者】RAINGRAPH
□RAINGRAPH - AceSpeeder2 (芹澤 正芳)
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