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NEWS (07/09/10 11:40)

平凡なデジカメ画像を芸術性の高い写真へ変貌させるレタッチソフト「Tint」

物体だけを残して画像全体をモノクロ化、周辺風景の時間を止める効果が

「Tint」v1.0.1
「Tint」v1.0.1
 画像内の物体をハイライト表示させた、芸術性の高い写真を作成できるレタッチソフト「Tint」v1.0.1が、8月25日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「Tint」は、特定の色だけを残したうえで、JPEG/BMP/GIF/PNGなどの画像全体をモノクロ化するレタッチソフト。ウィザード形式でレタッチ処理を進めると、色が吸い出されたように、素材の画像がモノクロ化する。と同時に、吸い出された色は色合い別にグループ化され、各グループ内の色だけを着色したモノクロ画像も複数生成される。

 一部を着色したモノクロ画像は、完全にモノクロ化した画像の上へレイヤーのように重ねられるため、特定の色だけを残したモノクロ画像を作成できる仕組みだ。たとえば、ひまわり畑の写真を素材にしたときは、ひまわりの黄色い花だけを強調した写真へと加工できるので、ひまわり周辺の風景はモノクロ化により時間が止まって見える一方、ひまわりの花だけは生き生きとした生命力を感じる。

 ウィザード画面では、色をグループ化するときの分割数や品質といったパラメーターを指定したり、色の識別方法をチェックボックスで変更できる。とくに、空が写った風景写真のように、画像内の色合いが上下ではっきりと分かれている場合は、チェックボックスの[Y-coordinates]をONにすると、より綺麗に色がグループ化される。


【著作権者】Lawrence Murray 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】1.0.1(07/08/25)

□indii.org
http://www.indii.org/

(中井 浩晶)




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