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【第362回】
限界に挑む横スクロールシューティング「cloudphobia」ブーストとミサイルを駆使してスコアアタックを極めろ!
(09/01/09)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、ハイスコア獲得のために精度の高いプレイを追求するのが楽しいシューティングゲーム「cloudphobia」を紹介しよう。
制限時間内のステージクリアを目指すシューティングゲーム
また、被弾して自機の耐久力がゼロになるとゲームオーバーなのはもちろん、敵機を撃破せず画面外に逃がすと自機の“母艦”がダメージを受け、母艦の耐久力がゼロになった場合もゲームオーバー。これらの特殊ルールが大きな特徴で、クリアのために精度の高いプレイを追求していくのが本作の醍醐味だ。 なお、本作の完全版は有償となっており、1,575円(税込み)でダウンロード販売されているほか、パッケージ販売も予定されている。体験版も用意されており、全5面のうち2面までプレイ可能だ。 プレイの基本は一般的なシューティングゲームと同じで、出現する敵機をできるだけ撃破していけばいい。ただし普通にプレイしているだけでは確実に時間が足りなくなるので、敵がいない、もしくは敵の攻撃がゆるいときにブーストを使って加速し、タイムを縮めていく必要がある。当然、ブースト使用時は相対的に敵の動きも速くなり、被弾の危険性や撃ち漏らして母艦がダメージを受ける確率が高くなるので無理は禁物。自分の腕と相談してさじ加減を調節しよう。また、ボス戦時は母艦への攻撃が少なくなるので、ボスまでの道中ではある程度母艦に犠牲になってもらうのも、クリアのコツと言える。 操作はカーソルキーが移動、[Z]キーがライフル発射、[X]キーがミサイル発射、[C]キーがブーストとなっている。また、自機は“PLG-90”のほか、ライフルの代わりに近接攻撃武器の“ブレード”を装備した“Nullpunktur”も選択可能。こちらは攻撃力が高いものの武器のリーチが短いので、敵の出現パターンやボスの攻撃などをある程度把握してから使うといい。
プレイの精度を上げ、さまざまなボーナススコアを獲得しようゲームは任意のステージを選択すると開始され、どのステージも最初から選択可能。ステージは連続しておらず、1つのステージをクリアするとハイスコアが記録されて終了となる。これは各ステージをそれぞれじっくりやり込んで、プレイを極めていってほしいという意図によるものだろう。実際、本作はどのステージもなかなかクリアさせてもらえないので、ある程度繰り返しプレイしてステージの構成を把握したうえで攻略を考える必要がある。ステージクリアまたはゲームオーバー後にリプレイを保存できるほか、オンライン対応のスコアランキングが用意されており、トップ100のリプレイを再生できるなど研究対策用の機能も充実しているので、うまく利用してプレイの質を高めよう。 ステージをクリアできるようになってきたら、ボーナス要素も意識したい。敵を撃破するとhit数がカウントされていき、たまに出現する赤い敵“コマンダー”を撃破したときにhit数×コマンダーに設定されたボーナス値のスコアが獲得できる。つまり累計の撃破数が多いほど、ボーナススコアが高くなるわけだ。さらに、コマンダーとほかの敵が同時に出てきた場合は、コマンダーをあとに倒せばよりスコアが上がる。
最初はタイムオーバーでゲームオーバーになりがちだが、ステージの内容を把握し、どこでブーストを使うかがわかってくればスピード感が気持ちよくなってくる。ミサイルも初めはピンチ時の緊急回避で使い果たしてしまうことが多いが、スコア稼ぎ目的に使えるようになってくると面白さの質も変化。やり込めばやり込むほどいい味が出てくるのだ。体験版でプレイ可能な2ステージだけでも、かなりの手応えがあり面白さは十分に感じられるだろう。まずは体験版を遊んでみて、気に入ったら製品版も購入してはいかがだろうか。
□Marsbound (藤井 宏幸)
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