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REVIEW (09/02/13)

ブラウザー・メーラーのデータや設定を一括バックアップ「KLS Mail Backup」

IE/Firefox/OE/Thunderbirdなど主要なWebブラウザーやメールソフトに対応

「KLS Mail Backup」v1.3.0.0
「KLS Mail Backup」v1.3.0.0
 「KLS Mail Backup」は、Webブラウザーやメールソフトのデータや設定をまとめて世代バックアップできるソフト。Windows 2000/XP/Vista/Vista x64に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、Webブラウザーやメールソフトなど、多くのインターネット関連ソフトに対応するのが特長。たとえば、WebブラウザーではIEや「Firefox」、メールソフトでは「Windows Live メール」「Windows メール」「Outlook Express」「Thunderbird」などに対応しており、難しい設定なしで簡単にインターネットに関する設定やデータを一度にバックアップ・復元可能。

 バックアップできるデータは、Webブラウザーのブックマークや履歴、Cookieなどのほか、メールソフトのアカウント設定やメールデータ、署名、アドレス帳など。とくに「Firefox」では、利用している拡張機能やWebフォームで入力したキーワード・パスワードなどもバックアップできる。また、バックアップをついつい忘れがちな「Windows Live Messenger」の“受信したファイル”にも対応しているのが心強い。

 バックアップファイルはZIP形式で圧縮されて1つのファイルとして保存される仕組み。さらに、バックアップファイルにタイムスタンプを付加して、複数のバックアップを残しておく世代バックアップにも対応しているので、定期的なバックアップにも適している。さらに、バックアップファイルをCD-Rなど各種記録媒体の容量に合わせて分割保存することも可能。

 利用するには、まず初回起動時に現れるダイアログ上で、バックアップファイルの保存先やファイル名を指定しよう。次に、バックアップしたいソフトを追加する。ソフトの追加は、[Add Item]メニューを選択すると現れるダイアログから行う仕組みで、その際にバックアップするデータを細かく指定可能。たとえば、IEを選択すると、“Favarite(お気に入り)”“History(履歴)”などの項目が現れるので、それらをON/OFFしていこう。最後に、[Run]ボタンを押せばバックアップが開始される仕組み。

 逆にデータを復元するには、[Restore]ボタンを押せばよい。復元の際は自動的にもっとも新しいバックアップファイルが利用されるので、特定のバックアップファイルを利用して復元したい場合は、あらかじめそれより新しいバックアップファイルをほかの場所へ移動させておこう。


【著作権者】KLS Soft
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista/Vista x64
【ソフト種別】フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】1.3.0.0(08/07/29)

□KLS Backup 2008 - Professional Backup Archive System
http://www.kls-soft.com/klsbackup/mailb_index.php

(柳 英俊)




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