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NEWS (09/03/18 12:40)

動作速度がさらに向上した「Google Chrome」v2のベータ版が公開

フォームの自動入力やWindows 7風のウィンドウ再配置といった新機能も搭載

「Google Chrome」v2.0.169.1
「Google Chrome」v2.0.169.1
 米Google Inc.は17日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の次期バージョンについて、初のベータ版となるv2.0.169.1を公開した。

 「Google Chrome」は、昨年12月に正式版が公開されて以降、不具合修正など安定性を向上させる細かいバージョンアップが施される一方、次期バージョンであるv2の早期開発版である“Developer preview”版(以下、Dev版)が公開されていた。Dev版は頻繁に更新され次々と新機能が搭載される一方、十分にテストされておらず動作が不安定なこともある。

 「Google Chrome」におけるベータ版は、正式版とDev版の中間に位置するもので、仕様が確定し動作が安定した新機能が搭載される。Dev版よりは安定しているが、正式版ほど洗練されてはいないという位置付けだ。

 今回のベータ版では、定評のある動作速度がさらに向上した。同社によると、現行の正式版と比較して同社製のV8ベンチマークで25%、またSunspiderベンチマークで35%の高速化を示す結果が出ているという。

 また、フォームの自動入力、画像なども含めたページ全体を拡大・縮小する“full-page zoom”、ホイールクリックによるオートスクロールといった新機能が追加されている。

 さらにユニークな新機能としては、タブをデスクトップの端などへドラッグ&ドロップすることでウィンドウを移動・リサイズできるようになった。たとえば、タブをデスクトップ上辺の中央へドロップすると最大化し、左辺や右辺の中央へドロップすると、デスクトップ全体の半分の大きさで再配置される。次期Windows OS“Windows 7”に搭載される“Aero Snap”機能を先取りした格好だ。

 本ベータ版は、Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、ベータ版は正式版を置き換える形でインストールされるので注意。また、本ベータ版はWeb上から直接インストールする“Click One”インストーラーを利用しており、Webブラウザーによっては正常にインストールできないことがある。この場合はIEを利用してインストールすればよい。


【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.0.169.1(09/03/17)

□Google Chrome (BETA)
http://www.google.com/intl/en/landing/chrome/beta/
□窓の杜 - 【NEWS】Google製Webブラウザー「Google Chrome」の正式版が公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/12/12/googlechrome_final.html
□窓の杜 - 【特別企画】注目のGoogle製Webブラウザー「Google Chrome」を試す
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/09/03/googlechromereview.html

(中村 友次郎)




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