MS、操作が手軽な数学の学習支援ソフト「Microsoft Math」日本語体験版を公開

複数の解法で手順を示しながら方程式を解けるほか、平面・空間グラフを作成可能

「Microsoft Math」v3.0

複数の解法で手順を示しながら方程式を解ける

数式は手書きでも入力可能

　マイクロソフト（株）は19日、数学・科学の学習を支援するソフト「Microsoft Math」v3.0の30日試用可能な体験版を公開した。Windows XP/Vistaに対応しており、すべての機能を試用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

　本ソフトは、主に中学生から高校生および大学生の初級レベルをターゲットに機能を絞り、簡単な操作で数学・科学の問題を解いたり、数式をグラフ化してイメージとして学習できるのが特長。すでに世界50カ国以上で販売されており、今回初めて日本語版が発売された。

　平面グラフや空間グラフが生成可能なほか、方程式は6元連立方程式までを解くことができる。そのほか、三角関数や微分積分、複素数、ベクトル、行列などの計算、簡単な統計計算などが可能。

　方程式を解く際などには、解の公式を用いた解法、平方完成を用いた解法など複数の解法を示すことができるほか、因数分解や簡約化の過程をステップバイステップで確認することも可能。グラフ機能では、変数に代入する値によってグラフが変化する様子なども確かめられるので、生徒の自習用などに最適。さらに、別途無償配布されている「Microsoft Word」用のアドオンと連携させることで、「Microsoft Word」の文書へ数式やグラフを挿入することも可能で、問題文の作成やレポートの作成にも活用できる。

　数式はキーボードによる入力のほか、関数電卓を模した画面をマウスで操作することでも入力可能で、手書き入力にも対応している。本ソフトでの作業過程や計算結果は、独自形式のGCWファイルとして保存しておくことも可能。

　そのほか、辺の長さや角度などの情報から成立しうる三角形を計算するツールや、有名な数学・物理・化学などの公式を呼び出すツール、ある単位から別の単位へ変換するツールなども備えている。

　なお、製品版の価格は4,935円（税込み）で、同社の運営する直販サイト“Microsoft Store”でダウンロード購入可能。

【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】体験版（製品版はダウンロード販売価格4,935円（税込み））
【バージョン】3.0.1444.0924（09/03/19）