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REVIEW (09/04/09)

独自配列の鍵盤楽器“クロマトーン”をPCで再現「バーチャルクロマトーン」

“クロマトーン”をPCのキーボードで演奏できる

「バーチャルクロマトーン」v1.0
「バーチャルクロマトーン」v1.0
 「バーチャルクロマトーン」は、ピアノと異なる独自の鍵盤配列をもつ楽器“クロマトーン”をパソコンのキーボードで再現できるソフト。Windows 98/2000/XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 “クロマトーン”とは、(株)東京優勝が独自に開発した“ムトウミュージックメソッド”にもとづき開発された楽器。音程が1音ずつ離れた丸いボタンのような鍵盤が、鍵盤の幅の半分ずつずれる形で5段重なり、右斜め上の鍵盤は音程が半音上に、左斜め上は半音下になるように配置されている。

 ピアノと異なり各鍵盤の配置が一定のため、ギターのように同じ手の形で鍵盤を左右に動かせばコードのキーを簡単に変えられるほか、音の配置が直感的にわかりやすいなど、演奏の習熟や音楽への理解が簡単にできるようになっているのが特長。

 本ソフトでは、パソコンのキーボードの[1][Q][A][Z]の段を“クロマトーン”の上から4段目までの鍵盤に見立てて演奏できる。一般的なパソコンのキーボードも上下の段がキーの幅の半分ずつずれているため、“クロマトーン”を演奏する感覚をうまく再現できる。

 画面は上部に“ムトウミュージックメソッド”で使われる“ムトウ記譜法”の楽譜、その下にPCのキーボードに対応した文字が書かれた“クロマトーン”の鍵盤、下部にピアノの鍵盤が表示されている。発音すると対応する“クロマトーン”とピアノの鍵盤がピンクに光るほか、“ムトウ記譜法”の楽譜に対応する音符が表示される仕組み。

 発音はMIDIを利用して行われ、プルダウンメニューで音色を変更することもできる。そのほか、メトロノームを鳴らす機能や、演奏を一時的に録音して再生する機能も備える。


【著作権者】あっきー 氏
【対応OS】Windows 98/2000/XP(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0

□Ackie Sound トップページ
http://ackiesound.ifdef.jp/
□welcome! - CHROMA SYSTEM FOUNDATION
http://chromatic-system.com/

(長谷川 正太郎)




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