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ランサムウェア「WannaCry 2.0」に対応した「Advanced SystemCare」v10.4が公開

レジストリクリーニング機能のスキャンアルゴリズムも改善、対応アプリを拡充

樽井秀人

2017年6月23日 12:15

「Advanced SystemCare」v10.4.0.764

　米IObit Information Technology（日本代理店（株）エクサゴン）は22日（日本時間）、統合システムメンテナンスソフト「Advanced SystemCare」の最新版v10.4を公開した。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応しており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　「Advanced SystemCare」は、動作が遅くなったPCを1クリックで修復してくれるメンテナンスツール。機能限定版の「Advanced SystemCare Free」は無償で利用可能で、有償ライセンス（税抜き3,685円）を購入すれば、すべての機能が利用できる上位版「Advanced SystemCare PRO」へアップグレードすることができる。

　最新版となるv10.4では、スパイウェア削除のデータベースが拡充。「WannaCry 2.0」および「EternalRocks」といったランサムウェアからシステムを保護できるようになった。

　また、レジストリクリーニング機能のスキャンアルゴリズムが改善され、より詳細かつ高速にスキャンできるようになった。対応アプリケーションも増え、「WhatsApp」「Google Chrome 58」「Firefox 53」「Opera 45」「Camtasia Studio 9.0」「Adobe AIR 25」などが新たにサポートされている。

　そのほかにも、迷惑な広告や設定の勝手な変更からWebブラウザーを守る“ウェブサーフプロテクト＆広告ブロック”や、システムリソースをゲームに集中してパフォーマンスを高める“ゲームモード”にもそれぞれ改善が盛り込まれているという。