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Twitterルールが更新、“写実的な暴力描写”“成年向けコンテンツ”の定義が明確に

自殺や自傷を助長・扇動するツイートも禁止。ほのめかしたユーザーには支援も

Twitterルールが更新、“写実的な暴力描写”“成年向けコンテンツ”の定義が明確に 日本公式アカウントによるツイート
日本公式アカウントによるツイート

 米Twitter Inc.は3日(現地時間)、“Twitter”ルールの更新を発表した。“写実的な暴力描写および成年向けに該当するコンテンツ”に関する記述や“暴力および身体的危害”における“自殺や自傷行為”に関する記述がより明確なものとなっている。

 まず、“写実的な暴力描写および成年向けに該当するコンテンツ”においては以下のように定められた。詳細な基準は“メディアポリシー”で規定されている。

Twitterでは、人の死、重篤な外傷、暴力、外科手術などに関するグロテスクなメディアをすべて写実的な暴力描写と見なしています。また、ポルノをはじめとする性的興奮の喚起を目的としたメディアをすべて成年向けコンテンツと見なしています。

 これらのコンテンツは[不適切な内容を含む可能性のある画像/動画を表示する]オプションが有効であれば表示されることもある。ただし、プロフィール画像やヘッダー画像に使用することはできない。

 また、過度に写実的な暴力描写を含むメディアは、たとえ故人およびその家族に敬意を表して掲載されたものであっても、その家族や法的代理人から削除要請を受けた場合、“Twitter”がユーザーに削除を要請する場合があるという。

 一方、“自殺や自傷行為”に関する記述は以下のように定められた。自殺や自傷を助長したり扇動するツイートは禁止されるほか、ユーザーが自殺や自傷をほのめかした場合にメンタルヘルスパートナーの連絡先を伝えるといった支援が行われるという。

自殺や自傷行為: 自殺や自傷行為の助長や扇動を禁じます。ある利用者に自殺や自傷行為の兆候があるという報告を受けた場合、Twitterはその人物を支援するために、さまざまな対応を行うことがあります。たとえば、その人物に連絡してTwitterのメンタルヘルスパートナーの連絡先などの情報を伝えたりします。

 これらの施策は、同社が先日明らかにした“Twitter”をより安全に利用できるようにするための新しい取り組みを具体化したもの。今後もルールやポリシーのアップデートや、執行方法の見直し・開示を行い、運営の透明性を高めていく考えだ。