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Windows 10の「Hyper-V クイック作成」が「Ubuntu」に対応 ~数ステップでVMを簡単作成

OSイメージ入手から仮想マシンの作成・設定までがほぼ自動で行える

「Hyper-V クイック作成」機能が「Ubuntu」に対応

 米Microsoftは9月17日(現地時間)、Windows 10の「Hyper-V クイック作成」機能が「Ubuntu」に対応したことを発表した。「Ubuntu」の仮想マシンを数ステップで簡単に作成できる。

 「Hyper-V クイック作成(Quick Create)」を利用すると、OSイメージのダウンロードから仮想マシンのセットアップまでをウィザード形式で簡単に行うことが可能。これまで本機能は、開発したアプリをテストする「Windows 10 dev environment」のセットアップのみをサポートしてきたが、今回「Ubuntu 18.04.1 LTS」が新たに選択できるようになった。

OSイメージのダウンロードから仮想マシンのセットアップまでをウィザード形式で簡単に行うことが可能
メモリ2,048MB・動的メモリ有効・仮想プロセッサー4個・容量可変の仮想ハードディスクをもつ「Ubuntu」仮想マシンが自動でセットアップされる

 「Windows 10」には「Ubuntu」などのLinuxディストリビューションをストアからインストールして実行できる“Windows Subsystem for Linux(WSL)”がすでに備わっているが、GUI環境が必要であったり、ホストOSと隔離された環境の方が都合がよいなど、仮想マシンのニーズは少なくない。今後もサポートOSの拡充が期待される。

「Hyper-V クイック作成」機能へのアクセスは[スタート]画面の検索機能が便利