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Mac環境の不具合を解決した「Firefox」v62.0.3が公開 ~2件の脆弱性修正も

脆弱性の深刻度は“Critical”。できるだけ早いアップデートを

「Firefox」v62.0.3

 Mozillaは10月2日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v62.0.3を公開した。本バージョンにおける変更点は、Mac環境における不具合の修正がメイン。「macOS Mojave」でダイアログがアクティブになるとハングアップする問題や、暗号化されたビデオストリームが正常に再生できない問題が修正された。

 また、本バージョンにはセキュリティ関係の修正も含まれている。Mozillaが公開したセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで2件。任意コードの実行につながる恐れのある型混乱の欠陥(CVE-2018-12386)と、JavaScript JITコンパイラーでメモリアドレスが呼び出し関数に漏れてしまう問題(CVE-2018-12387)が解決された。脆弱性の深刻度は、いずれもMozillaの基準で4段階中上から最高の“Critical”。できるだけ早いアップデートが望ましい。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストールされている場合は更新機能を利用してアップデートすることも可能。