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Adobe、「Acrobat DC」「Acrobat Reader DC」の脆弱性を修正 ~Windows版のみのリリース

更新プログラムの適用優先度“1”。できるだけ早いアップデートを

「Adobe Acrobat Reader DC」v19.008.20081

 米Adobe Systemsは11月13日(現地時間)、予告通り「Adobe Acrobat DC」および「Adobe Acrobat Reader DC」のセキュリティアップデートを公開した。

 今回のアップデートは、Windows版のみが対象。同社が公開したセキュリティ情報(APSB18-40)によると、NTLM SSOハッシュが盗まれる欠陥(CVE-2018-15979)が修正された。情報漏洩につながる恐れがあるとのことで、深刻度は同社基準で3段階中上から2番目の“Important”と評価されている。

 なお、更新プログラムの適用優先度はすべての製品で“1”。脆弱性の悪用が懸念されるため、72時間以内を目安としたできるだけ早いアップデートが必要だ。それぞれの製品の最新バージョンは以下の通り。

  • 「Acrobat DC」(Continuous)v2019.008.20081
  • 「Acrobat Reader DC」(Continuous)v2019.008.20081
  • 「Acrobat 2017」(Classic 2017)v2017.011.30106
  • 「Acrobat Reader DC 2017」(Classic 2017)v2017.011.30106
  • 「Acrobat Reader DC」(Classic 2015)v2015.006.30457
  • 「Acrobat DC」(Classic 2015)v2015.006.30457

 「Acrobat DC」および「Acrobat Reader DC」はWindows/Macに対応しており、同社のWebサイトからダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、自動アップデート機能で最新版へ更新することができる。