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子どもの学習・教育向けブロックプログラミング環境「Scratch 3.0」が正式版に

Flashは不要、タブレットで気軽に楽しめるように

「Scratch 3.0」(オンラインエディター)

 プログラミング言語学習環境「Scratch」の最新版「Scratch 3.0」が、1月3日に公開された。5年ぶりのメジャーバージョンアップとなる

 「Scratch」は、子どもの学習・教育向けにMIT Media Labが開発したプログラミング言語とその実行環境。“スプライト”と呼ばれるブロックを“ステージ”へドラッグ&ドロップし、パラメーターを指定しながら組み合わせていくだけで、簡単にゲームやアニメーションコンテンツを制作することができる。ブロックをクリックすればその場で動作を確認できるので、文法がわからなくてもトライアル&エラーで学習を進めることが可能。日本語はもちろん、漢字の読めない子ども向けの“ひらがな”ユーザーインターフェイスも用意されているので、はじめてのプログラミングにはもってこいだ。

 新しい「Scratch 3.0」はHTML/CSS/JavaScriptで開発されており、「Adobe Flash Player」プラグインが不要となった。そのため、iPadをはじめとする「Flash」未対応のタブレットでも楽しめる。

 そのほかにも、エディターデザインの刷新やペイントエディター・サウンドエディターの強化、新しいブロックの追加、チュートリアルの拡充などが行われた。ペンブロックや音楽のブロックは拡張機能となっており、画面左下のボタンから追加できる。

「Scratch 3.0」(オフラインエディター)。ペンブロックや音楽のブロックは拡張機能となっており、画面左下のボタンから追加できる

 「Scratch」のオンラインエディターはPCとタブレット(iOS 11以降、Android 6以降)で利用可能。スマートフォンでは作成・編集機能が利用できず、閲覧のみとなる。HTML5/WebGLをサポートするモダンブラウザーであれば問題なく動作するはずだ。「Internet Explorer」はサポートされないが、大きな問題にはならないだろう。

 一方、ローカル環境で実行できるオフラインエディターは、「Windows 10」または「macOS 10.13」以降に対応している。2019年の後半にはChromebook向けもリリースされる予定だ。