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「VS Code」を「Edge」の開発者ツールに接続する拡張機能 ~Microsoftが無償公開

エディターから離れることなく、要素ツールを直接操作。Webページのプレビュー付き

「Elements for Microsoft Edge」v1.0.0

 米Microsoftは6月22日(現地時間)、「Visual Studio Code」向けの拡張機能「Elements for Microsoft Edge」を公開した。現在、“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロード可能。ソースコードも“GitHub”で公開されている。

 「Elements for Microsoft Edge」は、「Microsoft Edge」の開発ツールを「Visual Studio Code」のエディター画面で扱えるようにする拡張機能。利用できるのは開発者ツールのなかでも[Elements](要素)タブだけだが、「Visual Studio Code」から離れることなくDOM構造やレイアウトの変更、スタイルの修正などが行えるのは便利だろう。タブだけでなく、サービスワーカーや拡張機能といった、デバッグ可能なすべてのターゲットにアクセスできるのも魅力といえる。

エディターから離れることなく、要素ツールを直接操作

 ただし、サポートされるのは現在“Microsoft Edge Insider”でテストされている「Chromium」ベースの「Microsoft Edge」のみとなる。現行の「EdgeHTML」を基盤とする「Microsoft Edge」では利用できない。

 本拡張機能をインストールすると、サイドバーに[Elements for Microsoft Edge]パネルが追加される。[+]ボタンを押すと「Microsoft Edge」の新しいインスタンス(またはタブ)が起動し、接続可能なターゲットが一覧される。一覧が古い場合は、リフレッシュボタンを押して更新しよう。

 一覧からターゲットを選択すると、[Elements]ツールが「Visual Studio Code」のタブに表示される。Webページのプレビューも「Visual Studio Code」内に表示され、自由に操作や要素の選択が行えるので、わざわざ「Microsoft Edge」へ戻る必要はない。

 そのほかにも、「Visual Studio Code」のコマンドから実行中の「Microsoft Edge」インスタンスへアタッチすることも可能。デバッグ構成を記述して、デバッグを開始する際に「Microsoft Edge」インスタンスを起動して、リモート接続することもできる。

ソフトウェア情報

「Elements for Microsoft Edge」
【著作権者】
Microsoft
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(19/06/22)