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Microsoft、次期Edgeの新しいフォームコントロールをお披露目 ~Chromiumにも導入へ

タッチ・ペン操作との親和性やアクセシビリティを重視

公式ブログ“Microsoft Edge Blog”

 米Microsoftは10月15日(現地時間)、公式ブログ“Microsoft Edge Blog”を更新した。プレビュー版「Microsoft Edge」で導入予定の新しいフォームコントロールが紹介されている。これらのコントロールは、「Google Chrome」をはじめとする他の「Chromium」ブラウザーにも導入されるという。

 新しいフォームコントロールでは見た目が洗練されただけでなく、タッチ・ペン操作との親和性やアクセシビリティが重視されている。デザインと使い勝手の継続性も考えられているため、従来とあまり変わらないものもあるが、問題とされたコントロールに関しては思い切った改善が加えられているのがわかる。

現行のデザイン(左)と将来版のデザイン(右)

 なかでも重視されているのが、タッチ操作との親和性だ。たとえば、日時を指定するコントロールの場合、現行版は狭いエリアにテキストボックス、クリアボタン、細かい数値調整を行うスピナーが詰め込まれている。対して、次期バージョンのコントロールは大きなポップアップパネル(フライアウト)で日時の指定と確定・クリアの操作が可能となっており、同社の2-in-1デバイス“Surface”でも快適に利用できそうだ。

日時を指定するコントロールでは、フライアウトでタッチ入力が行える

 また、アクセシビリティ関連ではフォーカスが当たっていることの表現や、弱視など視覚障害者向けのハイコントラストテーマへの対応が改善された。各コントロールでキーボードナビゲーションが強化されているのは、健常者にとってもうれしいポイントといえるだろう。たとえば、カラーピッカーでは矢印キーで色の選択できる。スクリーンリーダーをはじめとするアクセシビリティツールとの連携も改善されているという。

ハイコントラストモードの日時コントロールとカラーピッカー。キーボードで手軽に操作できる