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IODATA、データ消去ソフト「DiskRefresher」の無償提供範囲を拡大 ~他社製HDDでも利用可能

廃棄・譲渡したHDDからの情報流出を未然に防止

「DiskRefresher3 SE」v3.01

 (株)アイ・オー・データ機器は12月19日、自社製外付けHDDのユーザー向けに無償提供していたデータ消去ソフト「DiskRefresher(ディスクリフレッシャー)3 SE」を他社製外付けHDDでも利用できるようにしたと発表した。昨年12月に発覚した神奈川県の行政文書流出問題などをうけ、廃棄HDDのデータを確実に消去したいというニーズが高まっていることに応えた格好だ。

 HDDに記録されたデータは、実は通常のファイル消去やフォーマットでは完全に消去できない。そのため、市販のファイル復元ソフトで廃棄・譲渡したHDDのデータを回復すれば、個人情報や企業の機密情報が漏洩してしまう。

 「DiskRefresher3 SE」は、そうした問題を未然に防止するためのツールだ。HDDなどに残されたデータを完全に消去し、ファイル復元ソフトでも復元できないようにすることで、情報の漏洩を防ぐ。キーボードやマウスの誤操作によるデータの完全抹消を防止するため、2段階での確認を実施する“うっかり防止”機能なども備える。

 対応OSはWindows 7/8.1/10で、外付けHDDやUSBメモリなどをサポート。OSがインストールされた起動ディスクでは利用できないが、それ以外の内蔵HDDでも利用できる。

 さらに製品版の「DiskRefresher3」であれば、SCSI接続のHDDでも利用可能。米国国防省方式など強力な7種類の消去方法が選べ、CDから起動することにより、システムドライブの完全消去にも対応する。価格はパッケージ(CD-ROM)版で1ライセンス9,000円(税別)。

ソフトウェア情報

「DiskRefresher3 SE」
【著作権者】
(株)アイ・オー・データ機器
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.01(10/05/07)