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Word、Excel、PowerPointを1つに ~iOS/Android版「Microsoft Office」アプリが正式リリース

ドキュメントスキャナー「Office Lens」など、モバイルならではの機能も統合

Microsoft、iOS/Android版「Microsoft Office」アプリを正式リリース

 米Microsoftは2月19日(現地時間)、モバイル向けの新しい「Microsoft Office」アプリを公開した。昨年11月からパブリックプレビュー版としてテストされていたが、これが正式なリリースとなる。

 モバイル版「Microsoft Office」は「Word」や「Excel」、「PowerPoint」を1つにしたアプリ。このアプリさえあれば外出先でもオフィス文書を作成・編集できる。クラウドに保存されたドキュメントを共有して、他のユーザーと共有作業することも可能。デバイスや個人のクラウドストレージはもちろん、職場のアカウントで利用している場合は組織全体の検索も行える。

「Word」や「Excel」、「PowerPoint」を1つに

 また、モバイルならではの機能も充実している。たとえば、端末のカメラでドキュメントをスキャンする「Office Lens」を統合しており、書類を撮影して編集可能な「Word」ドキュメントへ変換したり、「Excel」スプレッドシートに表を取り込んで分析できる。斜めに撮影されたドキュメントを正しい向きに補正したり、ホワイトボードを撮影して見やすく自動補正することも可能。よく行うタスクをまとめた“アクション”ボタンから気軽に利用できる。

モバイルならではの機能も充実。よく行うタスクをまとめた“アクション”ボタンから気軽に利用できる

 モバイル版「Microsoft Office」アプリはiOS/Androidに対応しており、現在それぞれのアプリストアから無償でダウンロード可能。“Office 365”サブスクリプションを購読中の“Microsoft アカウント”でログインすれば、ドキュメントの編集・保存をはじめとするプレミアム機能を利用できる。アップデートは今後も続けられる予定で、来月にはディクテーション(口述筆記)機能や「Excel」のデータをカード形式で閲覧できる“カード ビュー”、「PowerPoint」でアウトラインを作成する機能などが導入される。

ソフトウェア情報

「Microsoft Office」iOS版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
iOS 12以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.34(20/02/19)
「Microsoft Office」Android版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Android 6.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
16.0.12430.20254(20/02/17)