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「Docker Desktop」が「Windows 10 Home」の「WSL 2」に対応、プレビュー版が公開

「VS Code」と組み合わせてHome版WindowsでもDocker開発環境を手軽に構築可能

公式ブログ“Docker Engineering Blog”

 米Dockerは3月5日(現地時間)、「Docker Desktop for Windows」が「Windows 10 Home」の「WSL 2」に対応したと発表した。「Windows Insider Preview」Build 19040(リリースノートによるとBuild 19018)以降とWindows版「Docker Desktop Edge 2.2.2.0」の組み合わせで試験提供されている。

 現在プレビュー版の「WSL 2」はアーキテクチャーが一新され、LinuxカーネルをまるごとOSに内蔵し、軽量仮想マシンに処理を任せる方式に改められた。これによりソフトウェア互換性が向上し、「WSL 2」でも「Docker」がそのまま動作する。そこで、同社はWindows版「Docker Desktop」を「WSL 2」に対応させる計画を進めていた。

 「WSL 2」は「Windows 10 Home」でも利用できるので、「Docker Desktop」が「Windows 10 Home」に対応すれば「Docker」を利用した開発の裾野が広がる。「Visual Studio Code」のリモートデプロイ拡張機能と組み合わせれば、より手軽に開発環境が整うだろう。