ニュース

「Microsoft Teams」に新しいタスク管理機能「Tasks in Teams」 ~「Planner」と「To Do」を統合

9月にかけて順次提供範囲を拡大。デスクトップ、Web、モバイルクライアントで利用可能

Microsoft、「Teams」の新しいタスク管理機能「Tasks in Teams」をパブリックロールアウト

 米Microsoftは7月28日(現地時間)、「Microsoft Teams」の新しいタスク管理機能「Tasks in Teams」をパブリックロールアウトしたと発表した。「Teams」のデスクトップ、Web、モバイルクライアントで利用可能。一部のユーザーを対象に有効化した後、9月にかけて順次提供範囲を拡大していく方針で、デスクトップでのロールアウトが完了し次第、モバイルでも利用可能になる見込みだ。

 「Tasks in Teams」は、チームの計画と個人のタスクをまとめて1カ所で管理できるようにする機能。「Microsoft Planner」に「Microsoft To Do」を統合し、リブランドしたものと言える。「Planner」が終了するわけではなく、「Tasks in Teams」を支える屋台骨として今後も開発に力が注がれるという。

 「Tasks in Teams」は左サイドレールからアプリとして、またそれぞれのチーム内のタブとして「Teams」に追加可能。これまでの「Planner」でサポートされていたボード、チャート、スケジュールの3つのビューに加え、新たにリストビューが利用できるようになっている。デフォルトの表示はリストビューで、アクティブなタスクの詳細を一覧できるだけでなく、複数のタスクを一度に編集することもできる。“Graph API”や“Power Automate”統合なども利用可能で、他のアプリで作成したタスクを「Tasks in Teams」に反映させるのも容易だ。

 なお、「Tasks in Teams」の展開にあたり機能名が「Planner」や「Tasks by Planner and To Do」などと表示されることがあるが、これはスムーズに移行するために意図的に行われているとのこと。いずれは「Tasks」に統一される。また、モバイルでは一貫して「Tasks」と表示されるとのこと。

一部のユーザーから順次展開。機能名も変更されていく