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Apple、「macOS Catalina 10.15.7」を正式公開 ~旧OSにもセキュリティアップデート

「iOS 14.0.1」「iPadOS 14.0.1」「watchOS 7.0.1」「tvOS 14.0.1」もリリース

Apple、「macOS Catalina 10.15.7」を正式リリース

 米Appleは9月24日(現地時間)、「macOS Catalina 10.15.7」を正式リリースした。信頼性の向上とセキュリティの強化を目的としたメンテナンスアップデートとなっている。

 本バージョンにおける変更は、以下の通り。

  • macOSでWi-Fiネットワークに自動的に接続されない問題を解決
  • iCloud Drive経由でファイルを同期できないことがある問題を修正
  • Radeon Pro 5700 XT搭載のiMac(Retina 5K、27インチ、2020)で発生する可能性のあるグラフィックの問題に対処

 「macOS Catalina」は2012年中期(Mid 2012)以降に発売されたMacに対応しており、現在[システム環境設定]ダイアログの[ソフトウェア・アップデート]セクションから無償でアップグレード可能。アップグレードの際はOSの再起動が必要となる。

 なお、本リリースにはセキュリティ関連の修正も含まれているので注意。旧バージョンのOS向けにも、セキュリティパッチ「Security Update 2020-005 Mojave」や「Security Update 2020-005 High Sierra」が提供されている。

 修正された脆弱性の件数はCVE番号ベースで4件。「ImageIO」や「Model I/O」で任意コードの実行が可能になる欠陥や「メール」アプリの状態が外部から操作される問題、サンドボックスで悪意あるアプリが本来アクセスできないはずのファイルにアクセスできてしまう不具合が対処された。

 そのほかにも「iOS 14.0.1」「iPadOS 14.0.1」「watchOS 7.0.1」「tvOS 14.0.1」がリリースされているが、CVE番号が割り振られた脆弱性は含まれていないとのこと。