Mozilla、「Firefox 81.0.1」を正式公開 ～表示や印刷の問題を改善、安定性も向上

「Firefox」v81.0.1

　Mozillaは10月1日（米国時間）、デスクトップ向け「Firefox」の最新版「Firefox 81.0.1」を正式公開した。今回のアップデートは、不具合の修正を主としたメンテナンスアップデート。脆弱性の修正はアナウンスされていない。

　今回のアップデートでアナウンスされている修正内容は、以下の7件。

• 教育支援システム「Blackboard.com」のコースリストでコンテンツが欠落する（“IntersectionObserverEntry.intersectionRect”の問題）
• HiDPI環境のmacOSシステムでの「Flash」コンテンツが正常にスケーリングされない
• 印刷関連のさまざまな問題
• GPO経由で設定されたレガシー環境設定が正しく適用されない
• 音声のみのページ要素でピクチャーインピクチャーコントロールが表示される
• 「Disconnect」などのアドオンがインストールされているとメモリ消費量が異常に増加し、時間の経過とともにブラウザの応答性に問題が出る
• 安定性に関わるさまざまな改善

　デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでに利用している場合は自動で更新されるが、画面右上のメインメニュー（横3本線アイコン）から［ヘルプ］－［Firefox について］へアクセスし、バージョン情報ダイアログを開いて手動でアップデートしてもよい。