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なぜかレトロシューティングゲームを搭載してしまった「Vivaldi 3.4」が野に放たれる

デスクトップとAndroidでプレイ可能。実用的な変更もいくつか導入

「Vivaldi」v3.4.2022.36

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは10月14日(現地時間)、デスクトップ向け「Vivaldi」の最新版v3.4を正式公開した。Android版「Vivaldi 3.4」も同時リリースされている。

 「Vivaldi 3.4」では、80年代のアーケードを彷彿とさせる本格的なゲーム「Vivaldia」が搭載された。このゲームはアイスランドのゲーム開発会社Porcelain Fortressとの協力で実現したもので、アドレスバーに“vivaldi://game/”と入力すると起動する。サイバネティック・ニンジャ・ワンウィーラー“サイクルパンク”にまたがる“ヴィヴァルディア”を操り、邪悪なマシーンたちを撃破しながら走り抜こう!

【Youtubeの例】
Vivaldia: a real 80s Cyberpunk, arcade-style game from Vivaldi browser

 もちろん、実用的な改善も盛り込まれている。たとえばデスクトップ版では、右クリックメニューをカスタマイズする機能が導入。よく使う機能を追加したり、自分にとって使いやすい順番に並び替えられるようになった。カスタマイズ性に力を入れる「Vivaldi」ならではの改善だ。

右クリックメニューをカスタマイズ

 加えて、指定した間隔でタブを再読み込みする自動リロード機能が導入された。タブの右クリックメニューからリロード間隔(1分・2分・5分・10分・30分の5種類)を選択すると、タブに小さなカウントダウンプログレスバーが現れる。これがゼロになるとタブがリロードされる仕組みだ。定期的に再読み込みして最新情報を表示しておきたい場合や、長く表示したままにしておくと動作が重くなるWebサイトで活用したい。

指定した間隔でタブを再読み込みする自動リロード機能が

 一方、Android版「Vivaldi 3.4」では“スピードダイヤル”が改善。3種類の表示オプションを選べるようになった。

Android版の“スピードダイヤル”は3種類の表示オプションを選べるように

 デスクトップ版「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.4.2066.76(20/10/14)