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Microsoft、印刷の不具合に対処したパッチを緊急リリース

まずはWindows 10向け。Windows 7/8.1などの旧バージョン向けは後日提供

Microsoft、Windowsの印刷不具合に対処したパッチを緊急リリース

 米Microsoftは3月18日(現地時間、以下同)、Windowsの印刷機能で発生している不具合を修正する更新プログラムを定例外でリリースした。現在、“Windows Update”や“Microsoft Update カタログ”から入手可能だ。

 今月のセキュリティパッチ(9日公開)や、それに起因する印刷機能のブルースクリーン(BSoD)エラーに対処した緊急パッチ(15日公開)を適用した環境において、印刷結果が意図したものと異なる現象が多数報告されている。具体的には、ドキュメントに含まれるグラフィックス要素が欠けたり、黒塗りになったり、テキストの位置やスタイルが正常に印刷されなかったり、白紙のページが印刷されるといったケースが確認されているようだ。

 修正パッチが公開されているのは、現在のところ以下のバージョンとなっている。なお、これらのパッチは“オプション”(必須ではない)パッチなので、トラブルが発生していなければ無理に適用する必要はない。

  • Windows 10 バージョン 20H2/Windows Server バージョン 20H2(KB5001649
  • Windows 10 バージョン 2004/Windows Server バージョン 2004(KB5001649
  • Windows 10 バージョン 1909/Windows Server バージョン 1909(KB5001648
  • Windows 10 バージョン 1809/Windows Server 2019(KB5001638
  • Windows 10 バージョン 1803(KB5001634
  • Windows 10 バージョン 1607/Windows Server 2016(KB5001633
  • Windows 10 バージョン 1507(KB5001631

 この問題はWindows 7/8.1などの旧バージョン(サーバーOSも含む)でも確認されているが、パッチはまだ提供されていない。同社はこれらのOSに対しても近日中にパッチをリリースするとしている。