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Microsoft、「OneDrive」の64bit版をリリース

x64環境のポテンシャルを引き出せる

Microsoft、64bit版「OneDrive」同期アプリのロールアウトを開始

 米Microsoftは6月1日(現地時間)、Windows版「OneDrive」同期アプリの最新版v21.099.0516.0003を公開した。64bit CPUの環境ならば、32bitの同期アプリが自動で64bitへアップデートされる。Windows向けの「OneDrive」同期アプリは長らく32bit版しか用意されておらず、64bit環境でも32bitアプリを使い続けるしかなかったが、この状況がようやく改善されることになる。

 同社は今年4月から64bit版の同期アプリをプレビュー提供していたが、このバージョンでは安定版扱いとなっており、現在は製品版(Production ring)へのロールアウト中の段階だ。編集部でも一部の環境で64bit版への更新が行われていることを確認しており、そのうちすべての環境に行き渡るものと思われる。

 同社は大きなファイルを扱うときや同期ファイルが多い場合に64bit版同期アプリが適しているとしている。

64bitで動作する「OneDrive」同期アプリ

 なお、以下の環境にはこれまで通り32bit版の同期アプリが提供される。

  • ARMベースのプロセッサーを搭載した64bit版Windows
  • x86(32bit)プロセッサーを搭載した32bit版Windows

 ARM64環境にネイティブの同期アプリがない点は残念だが、今後に期待したい。