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MicrosoftがダークモードのChromium用フォームコントロールをお披露目

デスクトップでは「Microsoft Edge 87」から利用可能。Androidにも展開

「Microsoft Edge 87」から利用できるダークモードのフォームコントロール

 米Microsoftは6月16日(現地時間)、Googleと共同で「Chromium」をダークモードのフォームコントロールに対応させたと発表した。同社は「Microsoft Edge」を「Chromium」ベースへ切り替えて以降、フォームコントロールの改善をはじめとするコード貢献を多数行っているが、今回のダークモード対応もその一環といえる。

 ダークモードのフォームコントロールは、Web開発者がダークモードへの対応を表明しており、かつユーザーがダークモードを有効化している場合に利用可能。

 開発者がダークモードを利用したい場合は、メタタグやスタイルシート(CSS)の「color-scheme」属性を用いて対応するカラースキームを宣言する。ユーザーエージェント(UA)、つまりWebブラウザー内蔵のスタイルシートにはフォームコントロールの背景やテキスト、リンクなどの配色設定が含まれており、ユーザーのテーマ設定に応じて自動で配色が切り替わる。CSSは特定のフォームコントロールでのみ有効化することも可能だ。

ダークモードを利用するためのメタタグ
<meta name="color-scheme" content="dark">
ダークモードを利用するためのCSS
:root {
    color-scheme: light dark;
}
フォームコントロールのライトテーマとダークテーマ

 ユーザー側から「Edge」のダークモードを有効化したい場合は、[外観]設定画面(edge://settings/appearance)で[全体的な外観]オプションを「ダーク」に切り替えればよい。既定の設定はシステムのテーマを尊重するようになっているので、Windowsのテーマをダークに切り替えてもよい。

[外観]設定画面(edge://settings/appearance)で[全体的な外観]オプションを「ダーク」に

 ダークモード対応のフォームコントロールは、デスクトップ版「Edge 87」以降で利用可能。Androidでは「Google Chrome 91」から導入されており、ゆくゆくは「Edge」にも追加されるという。