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PDF文書の好みの場所にテキストを追加 ~プレビュー版「Microsoft Edge」に導入

フォーム化されていない文書に最適。Windows 11に向けたデザイン変更もテスト中

PDFドキュメントの好みの場所にテキストを追加

 米Microsoftは9月15日(現地時間)、PDFドキュメントの好みの場所にテキストを追加する機能が「Microsoft Edge」で利用可能になったことを明らかにした。プレビュー版の「Edge」でテストできる。

 申込書がPDF形式になっているのに編集可能なフォームフィールドがない――そんな経験はないだろうか。今回、プレビュー版「Edge」に追加された[テキストの追加](Add Text)機能は、そんな苛立たしいPDFドキュメントで役に立つ機能だ。「Edge」でPDF文書を開き、画面上部のツールバーにある[Add Text]を押すと、マウスカーソルで指定した位置にテキストボックスを挿入できるようになる。テキストボックスを挿入したい位置で右クリックメニューを利用してもよい。

 このテキストボックスでは、フォントのサイズや色、文字の間隔などもカスタマイズ可能。枠にピッタリおさまるように、テキストを配置できる。ドキュメントの余白にメモを残したり、注釈を加える用途に活用してもよいだろう。

テキストボックスでは、フォントのサイズや色、文字の間隔などもカスタマイズ可能

 ただし、残念ながら今のところ日本語はサポートされていない。早期の対応に期待したい。

 今回案内されたPDFドキュメントにテキストを追加する機能は、Dev版の「Edge 95」で利用可能(build 95.0.1020.0)。Dev版「Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、「Microsoft Edge Insider」から無償でダウンロードできる。プレビュー版の「Edge」(Canary/Dev/Beta)は安定(Stable)版「Edge」と同じ環境で共存させることもできるので、気軽に試してみてほしい。

 そのほかにも、このバージョンではWindows 11に向けたデザインの変更が行われている。現行の安定版と比べるとタイトルバーに「Mica」(雲母)マテリアル効果が使われているほか、メニューのデザインが変更されているのがわかる。

現行の安定版とDev版を比べた様子