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「Arduino IDE」が「Log4j」を削除してLog4Shell関連脆弱性を最終的に解決

「Arduino IDE 1.8.19」へのアップグレードを

「Arduino IDE 1.8.19」

 マイコンボード「Arduino」の開発環境「Arduino IDE」が12月20日、v1.8.19へとアップデートされた。ロギングライブラリ「Apache Log4j」で発見されたリモートコード実行の脆弱性(CVE-2021-44228、通称:Log4Shell)などに対処したセキュリティアップデートとなっている。

 「Arduino」は、イタリア生まれの人気マイコンボード。電子工学やプログラミングの知識がない学生を対象に、簡単にプロトタイプを作成できるツールとして誕生したが、ハードウェア設計と関連ソフトウェアがオープンソースであること、ボードが安価で手に入れやすいこと、C言語風の「Arduino」専用プログラミング言語がシンプルで柔軟性に富み、誰にでも扱いやすかったことから、学習や趣味の領域を超えて、今では幅広い用途で用いられている。

 「Arduino」の開発を行うソフト「Arduino IDE」は「Processing」をベースにしており、Windowsだけでなく、MacやLinuxでも無償で利用できる。Windows 8.1以降であれば、「Microsoft Store」からも入手可能。

 「Arduino IDE」は内部で「Log4j」を利用しており、「Log4Shell」脆弱性の影響を受ける。そのため、一旦は「Log4j」をv2.15.0へアップグレードすることで解決が図られた(v1.8.17およびv1.8.18)。

 しかし、その後も「CVE-2021-45105」「CVE-2021-45046」といった問題が相次いで報告されたことから、「Arduino IDE」から「Log4j」が削除されることになったようだ。現在はシンプルに「System.err.println()」でログが出力されている。

ソフトウェア情報

「Arduino IDE」
【著作権者】
Arduino LLC
【対応OS】
Windows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.8.19(21/12/20)